【10選】活躍できる場面を爆増させる!「学級チャレンジスペース」を作ろう!

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学級経営の話になると、その理想として「ひとり一人の活躍の場をつくる」という主張をする方がおります。その意見には大いに賛成ですが、学習や運動以外で認められる場を作るというのは実は難しいことでもあります。

私もかつては「どうやって活躍の場をつくればいいんだ…」と悩んでいました。全員が活躍できるというのは、もはや名人芸とさえ思うこともありました。

そんなお悩みにはこんな実践はどうでしょう?「学級チャレンジ」というものです。ゲームというわけでもなく、仕組みというわけでもなく、ただ、チャレンジのスペースを作るだけではありますが、それだけでも少し学級の雰囲気が温かくなり、活躍できる可能性が増えます。

名人芸のような実践ではないのですが、仕組み・環境として活躍できるものを増やしていくというものですので、誰でも真似しやすいかもしれません!

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場所の設定

教室の一角に以下の3つを用意しましょう。もし教室内に固定の場所が取れない場合は、休み時間だけセットを出すようなスタイルでも良いでしょう!

・「学級チャレンジ」メニュー
・ランキング用の付箋
・必要に応じてストップウォッチ、

掲示物としてランキング表があっても良いでしょう。

仕組みとして

この仕組みのきまりが1つあります。それは「審査は自分ではない人がする」です。この取り組みはどうしても時間を計ったり、成功・失敗を判断しなければいけないですので、それを自分で行わず自分以外の人にしてもらいます。

このきまりを作る目的としては「少しコミュニケーションを増やすこと」「相互承認の機会を作ること」「公平であること」が挙げられます。

ただ、このきまりがあることによって「わざわざ審査を人に頼まなきゃいけないのが嫌だ」と感じて参加意欲が下がってしまう子もいるため、このきまりを設定は強要いたしません。

学級の実態に応じて設定するかどうかは決めてください!

「学級チャレンジ」あれこれ!!!

肝心のチャレンジ内容でございますが、こんなチャレンジはいかがでしょうか。この他にも楽しいことがあると思いますので、これに限らず思いついたら取り入れてみるといいのではないでしょうか。

①「寿限無」タイムアタック

「寿限無(じゅげむ)、寿限無(じゅげむ)、五劫(ごこう)のすりきれ、
海砂利(かいじゃり)水魚(すいぎょ)の、
水行末(すいぎょうまつ)・雲来末(うんらいまつ)・風来末(ふうらいまつ)、
食う寝るところに住むところ、
やぶらこうじのぶらこうじ、
パイポ・パイポ・パイポのシューリンガン、
シューリンガンのグーリンダイ、
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの、
長久命(ちょうきゅうめい)の長助(ちょうすけ)」

スタートの合図で「寿限無」を言いきるまでのタイムを計ります。

②「これはすいへいせん」一呼吸読み

谷川俊太郎「これはすいへいせん」の全文を一呼吸でどこまで読めるかやってみます。

全文載せたいところではありますが、著作権もありますので、図書館などで借りて読み聞かせたあとにチャレンジを促すといいでしょう。

③「マナービーンズ」

30秒間で小豆を箸でつまんで別のお皿に移す遊びです。

私はこんな商品を使っていますが、なくても身近なもので十分できます。

④「円周率」暗記

(1)暗記できた桁数を記録とします。

(2)円周率の表を見ながらでOK!
 30秒間で円周率をどこまで声に出して読めるかを記録とします。

⑤「数の位」暗記

「一、十、百、千、一万、十万、百万、千万、一億、十億‥‥」

と、位の暗記をどこまで記録できるかを記録とします。私の幼いころは無量大数が一番大きいと思いましたが、調べてみるともっと大きな位の名前もあるようですね~

⑥「47都道府県」早口タイムアタック

(1)見ながらタイプ

都道府県の一覧を見ながら、スタートの北海道からゴールの沖縄までどれだけ早く言えるかを記録とします。

(2)暗記タイプ

暗記+早口タイプです。バラバラに言ってもOKにするか、都道府県番号順に言うかによっても難易度が変わりますよね。

⑦「九九」早口タイムアタック

(1)見ながらタイプ

九九の一覧表を見ながら、1×1から9×9まで読んだ時間を記録とする。

(2)暗記タイプ

一覧表なしに、1×1から9×9までを言えた時間を記録とする。

⑧「片足立ち」チャレンジ

(1)目を開ける

目を開けた状態で、片足立ちにチャレンジ!スタートから、もう片方の足をつくまでの時間を記録とする。途中で足を変えるのはなし!

(2)目を閉じる

目を閉じた状態での片足立ち!難易度はかなり上がる!

⑨「噛まずに言えるかな」チャレンジ

深夜番組で作成されたとされる難しい原稿です。それに少しアレンジをしました。噛まずに言えたところまでが記録です。

昨日まだ暖かった午後5時55分55秒頃、自称・魔術師の男が老若男女で無秩序ににぎわう焼肉屋で、炙りカルビをやぶれかぶれで食い逃げしました。
また、消費者庁の近くのデパートで、マサチューセッツ州製の肩叩き機、きゃりーぱみゅぱみゅのCD、赤巻紙・青巻紙・黄巻紙、生麦・生米・生卵、生バナナなどの生活必需品を盗んだ疑いで逮捕されました。
調べに対し男は、「今朝社食にて、上司から新春シャンソンショーの見学と、中小商工業振興会議の出席を急遽許可却下され、ムシャクシャしていた」と供述しています。理由として挙げられた上司は「知事の指示であった。取捨選択を見誤った」と述べております。
CMのあとは骨粗しょう症訴訟勝訴のニュースです。

もちろん、これを使わずとも「外郎売」を題材に噛まずにできるかチャレンジするのも楽しいですよね。

⑩1分ピッタリできるかな?

ストップウォッチを持ち、ストップウォッチを見ずに見事に1分ピッタリを目指すゲームです。

このゲームは1日何回でもチャレンジOKにせず、1日1回のみチャレンジOKにすると真剣みが増します。

まとめ

いかがだったでしょうか。

学級というとどうしても学習に関することが評価の中心になりやすいです。この取り組みは学習以外でも活躍できるところを増やして、認められる・認め合う場面をつくろうという目的があります。目的も意識しながら取り組んでみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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