国語でも社会でも使えるミニゲーム「この国、どこの国?」です。
簡単に説明すると、1文字の漢字で表される国がどこか考えるクイズです。
おすすめポイント
・国名の学習にもなる。
・他の国はどう表すのか考え、自主学習としても取り組みやすい。
・「読み方である程度推測できる」と発見させることができる。
・なぜそういう漢字なのか、なぜアメリカは「米」なのか、など新たな疑問が生まれてくる。
国語の漢字の学習のおまけとしても、社会のミニゲームとしても、歴史の学習の小話としても使うことができます。
流れ
これからクイズを出します。
題して「この漢字が表す国はどこでしょう」です!
よくテレビなどで他の国のことを漢字一文字で表すことがあります。今から書く漢字はどこの国を表すか考えてください。
そうような説明し、問題を出しましょう。一度にたくさん出しても構いませんし、1問ずつやっても構いません。
最初に取り組むときは有名どころを問題にすると良いでしょう。
みなさんもどこの国か考えてみてください。答えは後で出します。
①米
②英
③仏
④露
⑤中
⑥朝
⑦豪
⑧伊
⑨独
⑩比
⑪中
⑫台
⑬印
⑭韓
⑮愛
どうでしょうか。
有名どころを出してきました。最後の「愛」は少し難しめです。
それでは答えです。
①米=アメリカ
②英=イギリス
③仏=フランス
④露=ロシア
⑤中=中国
⑥朝=朝鮮民主主義人民共和国
⑦豪=オーストラリア
⑧伊=イタリア
⑨独=ドイツ
⑩比=フィリピン
⑪中=中華人民共和国
⑫台=台湾
⑬印=インド
⑭韓=大韓民国
⑮愛=アイルランド
でした。問題を解いていくうちに
だいたいは漢字の読み方が国の読み方の最初の文字になっている気がします。
と気付く子もでてきます。そうしましたら「すごい発見だね!」と大いに褒めましょう。
疑問と小話
先ほどのような気付きをすると、そこであることに疑問が浮かびます。
アメリカはなぜ「米」?日本の方がよほど米っぽいし、読み方も「あ」ではないし・・・。
そこには諸説ありますが、こんな小話を入れても子どもたちは喜びます。
アメリカと仲良くし始めたとき日本人はアメリカの言葉がうまく聞き取れませんでした。ですから「アメリカ」のことを当時は「メリケン」と聞き取ってしまいました。ほら、みなさんも英語っぽく「アメリカ」と言うと「メリケーン」に聞こえてきません?
それで当時の人は「メリケン」の「メ」の読み方に「米(め)」という漢字を当てはめたといわれています。
それと同じようにイギリスも「エゲレス」と呼んでいたので「英」なのです。(諸説あり)
もちろん、この説が絶対ではありませんので先生方も調べてみてください。
今回のクイズは一文字でも良いですが、アメリカを「亜米利加」と書くようなパターンでも盛り上がります。
学級の実態に応じてお使いください。
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