皆様の学校では「縦割り班」というものがありますでしょうか。
1~6年生まで全部の学年が入った班です。学校によっては縦割り班遠足、縦割り給食、縦割り読書などあるのではないでしょうか。
そんな縦割り班で遊ぶことがあります。最高学年がリーダーとなり、説明や進行をして縦割り班で遊ぶというものです。
縦割り班遊びでは主に6年生が計画を立てる場合や、みんなで遊びを考える場合があります。その時に「どんな遊びをする?」と聞いても、これまでしたことのある遊びをするのがほとんどではないでしょうか。したことがあるからこそ説明や進行がスムーズにできるということがあると思います。
しかし中には「これまでしたことがない遊びもしてみたい」という人もいるでしょう。そこで今回は縦割り班で使える遊びを紹介していきます。
このページはこんな人におすすめ
・縦割り班遊びに悩んでいる児童
・縦割り班遊びの例を出したい先生方
例をいくつか出しますが、先生向けに書いた記事も紹介していますので、説明の仕方などは参考程度にして考えてみてください。
①自己紹介+ゲーム
縦割り班の最初は自己紹介から始まるはずです。それを少しゲームっぽくするのも縦割り班のスタートダッシュとしておすすめです。
(1)自己紹介+クイズ
自己紹介のあとに「好きな食べ物は〇〇です」と加えさせましょう。リーダーは名前と食べ物をメモをしておきます。全員が自己紹介をしたあとに、リーダーが「いちごが好きなのは誰でしょう」とクイズを出しましょう。最初は名前があやふやなので指差しみたいな感じや「この人…」と名前を呼べずに回答みたいな感じになりますが、慣れていくと名前も覚えてきます。
お題は食べ物だけでなく、好きな遊びや好きな教科など何でも良いでしょう。
(2)自己紹介+記憶力
自己紹介だけでなく、前の人の名前も加えてから自己紹介をするのも楽しいです。
A子です!
A子さんのとなりのB太です。
A子さんのとなりの、B太さんのとなりの、C次郎です!
このような感じでどんどん増やしていくと自然に名前も覚えられるのではないでしょうか。ただし、後半になるにつれ難易度が上がるので自己紹介の順番に配慮が必要です。
②しりとり
しりとりは1~6年生までルールを言わずともできるお手軽なゲームです。ルールに変更も加えやすく難易度を変えるのも簡単です。時間のないときや余った時間でもできるのでおすすめです!
(1)しりとり+文字制限
3文字限定しりとりなど、文字制限をかけると難しくなります!
(2)しりとり+ジェスチャー
しりとりをしながらジェスチャーを入れると、ただしりとりをするよりも盛り上がります。表現が苦手な子もいるので無理強いはしないにしましょう。
(3)しりとり+絵
しりとりを言葉でなく、絵でするのも楽しいです。ただし時間がかかるのと苦手な子がいるので、そこのフォローが大切です。
(4)しりとり+お題
先ほどの文字制限のように、言える言葉の制限も面白いです。キャラクター限定しりとりや学校にあるものしりとりなどです。こちらも難易度は低学年には高いですので、2人組でやれるとスムーズかもしれません。
③じゃんけん系
(1)勝ち抜きじゃんけん
2人組を作って、じゃんけんをしていきます。勝った方は残り、負けた方は周りで見ています。最後まで勝ち続けていた人の優勝!
(2)リーダーとじゃんけん
リーダーが前に立ち、リーダーvs全員でじゃんけんをします。負けた人は座る、あいこの人は座るなどお題を出してじゃんけんをして、最後まで残った人の優勝!
(3)じゃんけん列車
2人組を作ってじゃんけんをし、負けた人は勝った人の後ろに回って肩をつかむ。じゃんけんを繰り返し、班で全員の1つの列車になったら終了!その時先頭にいた人が優勝!
④鬼ごっこ
グラウンドや体育館が使えるのであればやっぱり体を動かしたい!みんな知っていてどの学年の人も楽しめる鬼ごっこは手軽でおすすめ!バリエーションもたくさんあり人数や実態に応じて変更も簡単!
ただし、縦割り班遊びで鬼ごっこをやる場合の注意があります。他の縦割り班も鬼ごっこをやっている場合に他の縦割り班のメンバーと見分けがつきづらいということがあります。
そういったことを防ぐために、自分たちの縦割り班だけの何かワンポイントがあると良いです。例えば腕に赤いハチマキを結ぶとか赤白帽子でなく登下校で使っている帽子にするとか…。「わかりやすさ」は「楽しさ」を生み出すために大切な要素です。もちろん、みんなが縦割り班のメンバーの名前と顔をバッチリ覚えていれば必要ないのですが…。
⑤爆弾ゲーム
鉄板ゲームです!失敗知らずのゲームです!
⑥時限爆弾ゲーム
爆弾ゲームの簡略版です!こっちの方がお手軽です!
⑦チェンジ3!
低学年から高学年まで楽しめるチェンジ3です。
お手軽で盛り上がるのでおすすめですよ!
⑧宝さがし
隠す方も探す方も楽しい宝探しです。
探すものを増やしたり、制限時間を設けたり、宝ごとに点数を変えてみたりと楽しくできる工夫は超たくさんあります!私も大好きなゲームです。
下の記事も参考程度にご覧ください。
⑨伝言ゲーム
低学年でも簡単にできる伝言ゲームです。
入学前にもやったことがある子どもが多く、ルールもさほど難しくありません。そしてルールの変更も加えやすいので、オリジナリティが出せますね。
下の記事にもアレンジ例がありますので、参考までにどうぞ!
伝言ゲームはこういうアイテムがあるとそれだけで楽しくなりますね。
⑩聖徳太子ゲーム
縦割り班遊びとすると少し人数が多くなってしまうかもしれませんが、シンプルなルールで手軽に盛り上がるものです。人数や進行を工夫することによって楽しくできると思います!
⑪イス取りゲーム
おなじみのイス取りゲームです。ルールを知っている子も多いのでルール説明に使う時間を省くことが出来るのがとても良いです。
ただしこのゲーム、楽しい反面考えなければいけないことがいくつかあるので、そこを考えてからゲームに臨むとより楽しくなります。
・縦割り班でやるとどうしても体格差があり、けがにつながる可能性がある。
・早めに終わった子は最後まで暇になる。
そこを考えてから行うと安心してゲームができるはずです。
⑫なんでもバスケット
こちらも有名なゲームですよね。
班の人数分マイナス1の数のイスを用意して座ります。1名は鬼として真ん中に立ちます。鬼がお題を言ってそれが当てはまる人は席を移動し、別の席に座ります。
・となりに座るのはありか。
・鬼になる回数でペナルティをつけるか。
など事前に決めることがありますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
参考になるものがあれば幸いですし、「これならできそう!」「やってみたい!」というものがこのページから見つかればとても嬉しいです。
縦割り班遊びはいきなりうまくはいきません。やっていくうちに少しずつ上手に進行できたり、盛り上がったりできるようになっていきます。根気強く頑張っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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