みなさんの学級のあいさつは活発に交わされているでしょうか。
学級にあいさつを広げると良いことはたくさんあります。
あいさつがよくなると
・学級が温かくなる
・学級の人間関係が良くなる
・学級の規律がさらによくなる
・学級外の活動でも「あいさつが良い」というポイントで褒められることが増える
どこの学校でも「あいさつをしましょう」なんて全校で取り組んでいるのではないでしょうか。しかし、なかなかあいさつが良くならないことも多いと思います。
そこで今回は学級における「おはよう」の挨拶が少しでもよくなるようなアイディアを紹介します。これをすれば絶対よくなるというわけですが、少しでも改善のヒントになればと思います。
①意味を伝える
「周りの大人たちはあいさつをしろ、というがそもそもなぜあいさつが必要なのか」
それをわかっていないっていないままでは、あいさつは形式的な行為になっていきます。実際大人でも形式として必要だから、と考える人もいるでしょう。しかし、そこに意味を見出して行動していくとあいさつの価値は何倍にもなるはずです。
私の考えるあいさつの意味は以下の記事にまとめましたのでぜひご覧ください。
②意味を考える
上のように教師が子どもにあいさつの意味を伝えることで一定数の子どもたちは理解し、行動に移せると思います。
ただ、教室の子どもたちの中には「あいさつなんて必要ない」と考えている子もいます。私の学級にももちろんいます。そういう子を排除するのではなく、一緒に考えていき、少しでもあいさつをすることに納得を見出していくといいのではないでしょうか。
具体的には「○○のために、あいさつをする」の○○の部分をみんなで考えると良いでしょう。大人から与えられたものではなく、自分たちで学級におけるあいさつの価値を創造していく。かなり難しいお題ですし、「あいさつなんて必要ない」という子たちの主張もあるので、話合い自体はかなり混沌としますが、それを過ぎて結論に至るとあいさつは確実に変わります。
③まずは教師から!
正直一番効果があるのは、教師のあいさつが良いことです。
教師のあいさつが悪いのに子どもたちのあいさつが良くなるなんてことはほぼありません。
金大竜先生の書籍にもあいさつを教師対子どものゲーム化するという実践が載っています。そんなように教師もあいさつを楽しむことで教室のあいさつは変わります!私もやってみましたが、効果は抜群でした!
④ゲーム化しよう!
写真のように、座席表を配ってあいさつをし合ったらサインをもらうなんていうゲームをしてはいかがでしょうか。
サインを交換し合うことで誰とあいさつして、誰としていないかがわかります。
そして一番先に全員とあいさつをした人を「あいさつ名人」なんて感じに表彰するのも良いでしょう。
ただしゲーム化の穴として「ゲーム中は盛り上がるけどその後は盛り上がらない」問題があります。そうならないためにはゲームの前と後でしっかりと教師が活動の価値や子どもたちの変化やまとめを語り、ゲーム化して盛り上がった空気が冷めないようにしましょう。
④あいさつゾーン
教室環境を変えるのも1つの手です。
とてもお手軽な工夫で、ガムテープや養生テープがあればできます。
教室の入口に下の写真のような感じでテープを張ります。低学年の場合はラインにせず、「あいさつゾーン」のような感じにして四角くテープで囲うとわかりやすくなります。
「教室を入る前にあいさつラインに立ってあいさつしてから入ろう」とすると、あいさつのタイミングや場所がわかりやすくなり、普段あいさつに苦手意識をもっている子も少しはやりやすくなるはずです。
⑤モニタリング風
こちらも教室環境の工夫です。
写真のようにモニタリング風のあいさつ促しアイテムを吊り下げても楽しいです。
「あ!モニタリングのやつだ!」とテレビ好きの子たちは気付くはずです。
アイテムに目がいけば、自然とそこに書かれたあいさつに意識を向けることができます。
⑥マイクとスピーカーを置いて
こちらも教室環境の工夫です。
しれっとマイクとスピーカーを設置しましょう。あいさつラインのところに一緒においておくと子どもたちは喜んでマイクに向かってあいさつをします。
マイクを通してあいさつをすることで返すほうもわかりやすくなりますし、「あいさつを返す人はスピーカーに負けないように!」なんていうとそれだけで元気の良い子たちは大声であいさつをしてくれるようになります。ただマイクを放置しておくと子どもたちの遊び道具にされるので、管理はしっかりしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
読んでいる先生方の教室のあいさつを良くするヒントが1つでもあれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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