国語辞典を学習した後であればできるゲームです。
名前は「辞書編集者」です。なんか良い名前があればと思いますが、あまりいい名前が思いつかないのでこの名前です・・・。
おすすめポイント
・普段何気なく使っている言葉をどう表現すれば良いか考えられる。
・正しい言葉の意味を確認できる。
・端的に文を書く練習になる。
・言語感覚が少し豊かになるかも。
4年生くらいからでもできます。ただ、難易度は高めです。
流れ
①説明
これから「辞書編集者」というゲームを行います。
辞書に載っている言葉ってたくさんありますよね。それらの言葉には初めてその言葉を調べた人でもわかるように説明がついていますよね。
例えば、「山」という言葉を調べると「平地より高く盛り上がった地形の所」という風に書いてあります。
みなさんには、いま説明した「平地より高く盛り上がった地形の所」という説明の部分を考えていただきます。
②お題&記述タイム
それでは最初のお題です。
「青」です!青という色はどう説明すれば伝わるでしょうか?
ノートに書いてみよう!
最初は悩みますが、だんだんと書ける子が増えてきます。もし書けない子が多い場合は、書けている子のノートを見るときに「お、○○か!これわかりやすいね!」なんて言うとヒントになるかもしれません。その言葉を写すかもしれませんが・・・とりあえず例題なのでそれも良いでしょう。
③共有タイム
それではなんと青を説明したのか、近くの人と紹介し合いましょう。
いいなぁと思ったらメモできるといいですね!
近くの人との相談は以下の記事でも書いてありますのでよろしければどうぞ!
↑クリックして前の記事へ!
何人かに発表してもらいますね!
このような感じで近くの人と紹介させあったあとは、全体で共有しましょう。机間巡視で目星をつけておくと良いでしょう。
おおかた「青」の説明を「晴れた日の空の色」と書くと思います。そういった答えでも他の答えでもまずは書けたことをたくさん褒めましょう。
④確認
たくさん考えが出ましたね!
さぁ、それでは実際にはどう書いてあるのか辞書を開いて確認しましょう!
こういって辞書を確認させましょう。辞書により説明が異なるので、それぞれの辞書における説明を確認しましょう。そうすると、いかに辞書の説明がわかりやすくできているのか再発見することができます!
⑤次の問題へ
ルールがわかったと思いますので、次のお題にいきますよ!
「青」と出したら、同じように「赤」などの色系をお題にすると書ける子も増えるはずです。
他のお題で個人的に面白かったのは「右」です。
方角や体、物など様々な知識を使って、「右」の説明をしようとします。そしてどれも感心するものばかりでした。
次に面白かったのは「やばい」です。
これは全員に意味を予想してもらい発表してもらいました。そうするとこの言葉がなんともあいまいに使われているのかがわかります。「やばい」の意味の発表の最中は、なんだか楽しい雰囲気になります。
その他にも、「微妙」「煽る」など子どもが使いがちな言葉の意味を辞書ではどう説明されている?と考えさせても良いでしょう。また国語の教科書で扱った語句の確認でお題にしても良いでしょう。
いかがだったでしょうか。
ぜひお役立ていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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