学年末が近づいてくるとなんだか「1年間の終わり」という物寂しい雰囲気が漂いますよね。その物寂しさは学級を落ち着かせてくれることもあれば、やたらハイテンションにさせてくれることもあります。私の学級はどちらかと言えばこの時期ハイテンションになっていきます・・・。
3学期の終業式、もしくは卒業式に向けた日数でカウントダウンをしてはいかがでしょうか。
おすすめポイント
・最後の日までが可視化でき、1日1日を大切にできる。
・掲示していくと教室が華やかになる。
・やり方によってはカウントダウンにメッセージ交換の要素を追加できる(下で説明)
カウントダウンの概要
下で紹介するデータのような感じに1日ずつ用紙を用意します。
よろしければお使いください。私はA3用紙で作りますが、そこはお任せします。
上のデータを使わなくても、一人一枚真っ白の用紙を渡してカウントダウンの数字を1から作るなんていうのも楽しいです。上のデータの数字を活かして、色付けするだけでも楽しいです。
そして、上のデータに入れませんでしたが、このカウントダウンに一言入れられる欄があってもいいです。例えば「みんなへのメッセージ」「好きな言葉」「学級の好きなところ」などです。
完成しましたら、残り日数に合わせてカウントダウンを黒板や教室に貼っていきます。その日が終わったら、教室内のどこかに掲示しておいても良いでしょう。残り〇日~残り1日まで連続して並べて貼ると教室の中も華やかになりますね。
カウントダウンに仲間とのつながりを
カウントダウンをただするだけではもったいないかもしれませんので、カウントダウンに仲間とのつながりを残せるひと工夫を紹介します。
簡単に説明すると・・・カウントダウンに全員からのメッセージを添えます!
やり方です。
①1人1枚担当を決めてデザインをする。※色付けをする場合、文字のところだけにさせる。周りは塗らない。
この時、名簿の番号と残り日数〇日を一緒にするとわかりやすい。(例:名簿27番、残り27日)
②カウントダウンの紙を毎日黒板に貼っていく。
③そのカウントダウンの紙をデザインした人に向けて、他の人たちは空いているところにメッセージを書いていく。
④1日のどこかで全員が一言書くようにしていく。25名程度のクラスでも全員が書くとこんな感じになります(情報保護のため画像を小さくし、ぼかしてあります)。
⑤その日が終わったら教師が保管しておくか、教室内に掲示していく。※掲示する場合は注意が必要(後ほど説明)
⑥最後の日(終業式・卒業式)にカウントダウンを全て外し、デザインした人にメッセージ入りのその用紙をプレゼントする。
このようにすれば、全員が全員に1年間のメッセージを送ることができます。
カウントダウンメッセージの注意点
このカウントダウンをするにあたり、やってみて分かった注意がいくつかあります。
①デザインの時間が結構かかる・・・文字に色を塗るだけでも結構時間がかかります。1からつくろうとするともっと時間がかかります。
②メッセージを書く時間がかなりかかる・・・毎日学級の人数分のメッセージを同じ用紙に書こうとすると、用紙に1人ずつしか書けないため時間がかなりかかります。そうならないために、そのカウントダウンの日でなくてもメッセージを書けるような時間を確保しておくと良いかもしれません。
③メッセージの文量に差がでる・・・明るく学級の中心の子には溢れんばかりのメッセージが書かれますが、反対に普段素行が悪いような子にはメッセージがあまり書かれません。それはもう残酷なくらい差が出ます。そのような状態でカウントダウンを教室内に掲示するとメッセージをあまり書かれない子自身は悲しい思いをしますし、見ている方もなんだかいい気分はしません。そうなりそうな場合は掲示せず、教師が保管しましょう。
まとめ
カウントダウンいかがだったでしょうか。
やってみると楽しいですし、1日1日を大切に過ごせるようになります。そして仲間からのメッセージは貰った方もとても嬉しい思いになります。
やることが普段よりも多くなってしまいますが、やるだけの価値はあると思います。
ぜひご参考になさってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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