学級ゲーム(75)シンプルだけど難しい課題解決型ゲーム「ロープコースター」

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仲良くなってくると、課題解決型のゲームが盛り上がるようになってきます。「もっとタイムを短くしたい」「クリアしたい」などなど、子どもたちの「~たい」の高まりがゲームの盛り上がりに表れるような感じです。もちろん関係をつくっていく段階においても課題解決型のゲームはよい役割を果たしてくれます。みんなと話をする、聞く、決める、決めたことをやってみるなど関係を深めるヒントが隠れています。

今回はそんな課題解決型のゲームで準備も少なく、盛り上がる「ロープコースター」というゲームを紹介します。読んで字のごとくロープをジェットコースターのコースのように使うゲームです。

おすすめポイント

・準備も少なく、気軽に取り組める。

・課題解決型のゲームとして、試行錯誤が楽しい。

・タイムが短くなるのが目に見えるので、グループとして成功体験ができる。

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準備するもの

・5人以上のグループ (5人未満でもできる)

・ロープかビニール紐 (長さはグループの人数×1mくらいで良い)

・筒状の何か (セロテープやガムテープの芯がおすすめ)

流れ

①整列

横一列に並び、両手でロープをつかむ。スタートになる人は両手の間に筒を入れる。(図参照)

黒赤で示されているのがロープです。

絵はへたっぴですが雰囲気だけでも


②説明

これからロープコースターというゲームをします。

私がこれからスタートと言ったら、今スタートの人のところにある筒を反対側まで滑らせていって、ロープから抜けたらゴールです。簡単そうでしょ?

ただしいくつかの条件があります。

①みなさん今は両手でロープつかんでいます。筒を反対側まで滑らせていくためには手が邪魔になります。ですので手はロープから離しても良いですが、どちらか片方の手はロープを握っていないといけません。両手をロープから離すのはなしです。いつどっちの手を離すかがポイントです。

②手を使って直接筒を動かしてはいけません。触れていいのはロープだけです。手がぶつかってしまうくらいはいいですが、意図的に触って動かすのはなしにしましょう。

せっかくなのでまずはやってみましょう。

③やってみる

意外と難しいこのゲーム。やってみると難しさがわかるはずです。

このあとの展開のためにスタートからゴールまでのタイムを計っておきましょう。

④作戦タイム

このゲームの目標はタイムを速くすることです。何回かやってみたら目標を立てるといいです。そして目標達成に向けてどうすればタイムを速くできるか作戦タイムをとりましょう。

⑤試行錯誤

話合い→ゲーム→振り返り→話合い→ゲーム→振り返り…と体験サイクルをくるくる回しましょう。

目標をクリアしたら次の目標などを新たに決めてもいいですね。

⑥全体でのふり返り

回数を重ねることで目標を達成することと思います。達成しない場合でも最初のタイムから比べればかなりタイムは早くなっているはずです。

そんなようにタイムに触れて褒めたり、見えた姿を褒めたりしてもいいでしょう。

そして教師からの価値づけだけでなく子どもたちにこのゲームをやってみてどうだったか、次に活かせることは何かを考えます。体験活動サイクルをぐるぐると。これが課題解決型のゲームの醍醐味です。

まとめ

いかがでしょうか。

準備は少し必要ですが、子ども同士の会話や感情交流が増え、成功体験につながります。なかなかこういうゲームをしっかりできる時間も取りづらいかもしれませんが、ぜひ何かの時間でお試しください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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