漢字の学習において、漢字だけを覚えるのはもったいない気がしませんか。漢字テストだけで使う漢字よりも、自分の気持ちを表現したり、物事を書き表したりするときに使えるようにする方が、せっかく学習するのなら良いと思っています。
今回は漢字の学習で使えるネタを紹介します。どちらかと言えば高学年向きかもしれません。
おすすめポイント
・実際に使うことで意味の理解が深まる。
・文章に個性がでるので見合っても面白い。
・辞書やICT活用が望める!
例題
6年生のとある日を例題として書きます。
その日に「裏」「胸」「預」「忘」「勤」という新出漢字を学習したとします。これを全て使って作文をします。それだけです!
条件を出すのなら
・漢字はそれぞれ最低1回は使うこと
・2回以上使用してもよい
・1文に全て入れても良いし、文をたくさん作っても良い
・意味の伝わり、つながりのある文章を目指す
というような感じです。上の漢字を全て使うと次のような文章を考えることができます。
父は勤めている会社からカギを預かった。しかし胸ポケットに入れたまま家に忘れてしまった。父は取りに行こうと会社の裏口からこっそり出てうちに戻ってきたそうだ。
私のママには裏の顔がある。どうやら悪の企業に勤めているらしい。仕事内容は子どもたちのお年玉を「ママが預かっておく」と胸ポケットにしまって忘れたフリして回収するらしい。そうやって全国の子どもたちから集めたお金はすごい額になるらしい。
どちらも子どもたちが作ったのを基にしました。どちらもストーリーがあって面白いですよね。
辞書やICTの活用を!
このネタをやっていると、ドリルに出てくる熟語を使おうとする子がいますが、意味を理解しないまま使用しようとする子も中にはいます。
そうなってしまうようでしたら、辞書やICT機器を使って、意味をしっかり調べた上で文書をつくるようにさせると良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
正直、最初はあまりうまくいきませんし、時間もすごくかかります。しかし、やればやるほど作文が上手になっていきますし、ストーリー仕立てになってり、オチがついたりと進化が目に見えます。
簡単なネタですので、ぜひチャレンジしてみてください。
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