学級ゲーム(56)ドキドキわくわく課題解決!「ワープスピード②」

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前回紹介したワープスピードの続編です。

続編と言っても、目指すものが違います。そのため「ワープスピード②」と題名にはありますが、「ジャグラー」と呼んでみたり、「地球からの脱出」と呼んでみたり様々な呼び名があります。

おすすめポイント

・手軽にできる課題解決型ゲーム!

・成功・失敗が分かりやすいので、どきどきわくわくする!

・難易度アップがしやすい!

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準備するもの

・ボールたくさん(大きさ・素材の種類を増やすと難易度は上がる。反対に同じボールにすると難易度は下がる)

・バケツ2つ(スタート・ゴール代わりに)

・円の隊形

流れ

前回紹介したゲーム「ワープスピード」の「準備として隣の人に渡さないように全員にボールを回す」というところまでは同じです。

全員に回せましたね。

今はボール1つを回してもらいましたが、今回のゲームは同じ順番でボールを2個以上回してもらいます。

どういうことか想像がつきづらいのでボール3つを例に説明します。このボールの数は後でみんなで決めてもらいます。

まず順番の始めであるA子さんの近くにボールが3つ入ったバケツを用意しておきます。スタートしたらA子さんはバケツから1つボールをとり、先ほどの順番でパスを回していきます。ボールをもらった人はどんどんパスを回していきます。そしてA子さんは少し時間がたったらバケツから2つ目を出し、またパスを回します。この時も順番は同じです。そしてまた少し時間をおいて3つ目のボールを出し、またパスを回します。順番の最後であるB太郎さんは自分のところにボールが来たら、自分の脇あるバケツにボールを入れていってください。ボールがバケツに入ったらゴールということです。

このようにして、3つのボールが落ちることなく最後のバケツに入ったら成功でございます。


質問はありますでしょうか。

なければ始めます。最初はボール何個にしますか?

このような感じでゲームを始めてみましょう。

このゲームの難しさはやってみるとすごくよくわかります。反対に言えば、このゲームはやってみないと難しさが分からないゲームです。ですので最初の目標設定の際にボールの数をたくさんにしてしまうことがあります。そうなった場合は、実際にやってみて、実態に合わせてボールの数を減らしてあげてもいいでしょう。

このあとはやってみながら成功に向けたトライ&エラーを繰り返していきます。

ゲームに行き詰まったら作戦タイムや途中のふり返りを入れてあげましょう。ただし、今回のゲームは学級全体での作戦タイムをとるのもありですが、どちらかと言えばパスをする人同士が

どうしたらうまくできるかなぁ。

と相談するのがいいかと思います。どこにパスがほしいのか、どう投げてほしいのか、など2人の間で作戦があればうまくいくかもしれません。

あとは子どもたちの様子を見ながら以下の流れを参考に進めていくのがいいでしょう。

・目標設定
 ↓
・やってみる
 ↓
・作戦タイム
 ↓
・やってみる
 ↓
・ふりかえり

このゲームはやってみると難易度の高さがわかります。最終的に成功せず失敗で終わることも多々あります。そんなときこそ、振り返りをしっかり行い、失敗した中にもキラリと光る成果を見出せるようにするといいのではないでしょうか。子どもの言葉で成果を見出せないようでしたら、教師が「こういうところがすてきだった」と価値づけてあげましょう。

留意点

ボールの数の多さがそのまま難易度につながります。そしてボールの種類を同一のものではなく、別の種類のものにするのも難易度が上がります。そもそも難しいゲームです。ボールの数や種類などちょうどよい難易度に設定してあげましょう。

どうしても投球・捕球が苦手な子がいます。そういう子が責められないよう配慮が必要です。「となり合わなければ順番の変更もOK」など臨機応変さがあってもいいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

私自身好きなゲームではありますが、実際にやってみるとうまくいかず、もやもやが残るゲームでもあります。それでも振り返りなどをしっかり行うことで良い方向に導いていくこともできます。

わくわくしましたら、ぜひお試しください。

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