もうすぐすると卒業式の雰囲気が漂い始めますね。
私は今年度(も)6年生担任ですが、まだ「卒業式」の練習は始めていません。
ただ卒業式に繋がる「返事」「姿勢」は日々、口酸っぱく言っています・・・
今回は卒業式の練習を始める前に行う指導について紹介します。
これを行うと卒業式の意義がそれなりに子どもに伝わるのではないかと思います。
私の学校の卒業式は新型コロナウイルス感染症対策のため、
卒業生・保護者・職員のみしか出席しませんので、このような指導になります。
参考はこの本です。土作彰先生の本は私にとても合っているような気がします。
卒業式に来賓や在校生も来られる場合の指導はそのうち書きたいと思います。
卒業式前の指導(保護者のみが参加する場合)
みなさん、卒業式ってなんのためにやると思いますか?
そういう決まりだからですか?
ぼくたちをみんなでお祝いするため!
いい予想ですね!
始めは、こんな感じで最初は問いかけてみます。
法律として、卒業証書は必ず校長先生から授与されることになっています。
しかし実は卒業式は法律から見ると必ずやる必要はありません!
えー!ではなんでやるんですか?
それは・・・。
『これまで支えてくださったおうちのの人たちのおかげでこんなに立派になりました』という姿を披露するためです!
参考にした土作先生の書籍には以下のように書かれています。
『自分を支えてくださった人たちのおかげでここまで力がつきました』という姿を感謝の意味をこめて披露するため
「どの子も笑顔になれる学級づくり&授業づくりのネタ」土作彰,黎明書房より
生まれてから、赤ちゃんのうちは何もかもおうちの人がしてくださっていました。
それから立てるようになり、話せるようになり、勉強も自分でできるようになり・・・そして、こうして小学校を卒業できるまでに成長したのです。
その成長を卒業式という節目に披露することで「こんなに立派になったよ、ありがとう」と見せましょう。入場の歩き方や座り方、返事、証書のもらい方、行動の全てが成長を見せる場なのです。
それが卒業式をする意味だと私は考えています。
へぇー
ここまで聞いてみて
卒業式ではどんな姿を見せたいですか?
このように話して、考えさせ、それを全体で共有していきます。
そこから個人のめあてを考えさせ、ふりかえられるようにしてもよいでしょう。
在校生がいる場合の指導もいずれ書いていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!