長期休み明けや授業開き、スキマ時間などにできる算数ゲームです。
簡単に説明すると「4を4つうまく使って、1~9までを作ろう!」です。実践によっては1~10まで作るというものもありますが、10は純粋な計算というよりは少しナゾナゾの要素も交じってしまうので今回は1~9とします。
有名なアイディアなので知っている人もいるのではないでしょうか。
おすすめポイント
・準備いらずで手軽にできる!
・難しい計算があまりないので、計算が苦手な子も参加しやすい!
・四則計算のきまりの復習になる!
流れ
①黒板に次の画像のように書く。
②説明
4を4つ書きました。=の先に1~9まで書きました。
これから4を4つ使って答えが1~9になる計算を考えてもらいます。
どうすればその答えを作ることができるか・・・。ヒントになるのはこれまでの学習です。これまで算数で何算を学んできましたか?
足し算、引き算、かけ算、わり算です。
いいね!その通り!
それらを4+4+4+4のような感じで4の間に書いていきますが、全部使う必要はありませんし、1回ずつしか使えないなんてこともありません。+、-、×、÷何度でも使ってOKです。あと( )を使ってもOKです!
クラス全体の知恵を持ち寄って1~9全ての答えがでるといいなぁと思います。
まずは自分で時間の限り考えてみましょう!どうぞ!
( )の使い方や四則計算の順番など、個人思考に入る前に確認しておくのも良いですし、この後の全体共有でその必要性を子どもたちから出させるというのでも良いでしょう。
③個人思考の時間
このような感じの説明で個人思考の時間に入りましょう。
この時、教師は机間巡視をしながら誰にどの計算の説明をしてもらうか、見つけられていない答えはないかなどを見ておくと良いでしょう。
④全体共有の時間
個人思考の後はグループでの相談などを挟んでも良いです。
全体共有の時間はなるべく普段あまり発言していない人が発言できるように仕組みましょう。発言をさせていくとこんな場面がよくあります。
ぼくは「4+4+4÷4」で3を作りました。
こんな場面があったら、次のように言うと四則計算の仕組みや( )の必要性に気付けるのではないでしょうか。もちろん、子どもたちが上の計算にツッコミを入れるのでもOKです。むしろツッコミを入れてほしいものです。
ありがとうございました!
A次郎さんの言いたいことは伝わりましたか?私はとっても良く伝わりましたよ!しかし!この計算ですが、私は「3」ではなく「9」になるのではないかなーと思います。
なぜ私はそう考えたでしょう?
そう言うと「( )がないから!」や「同じ式に+や×があるときは×が優先だから!」という発言が出てきますので、そうしたら子どもの声をもとに( )や四則計算についておさらいしても良いでしょう。
もし時間があればここで少し時間をとって、自分の書いた式をもう一度見て、本当に答えを求められるのかという時間があるといいですね。
あれこれしたら1~9までの式を聞いていきましょう。
時折「計算の順番は合っているか」「他の式で考えた人はいるか」など聞いていくと良いでしょう。
一例ですがこのような感じで答えになるはずです。
⑤まとめ
クラス全体の知恵を持ち寄ってすべての答えが出ましたね。
すごいなぁと思います!
みんなで発表する中で新しい計算方法に気付いたり、忘れていたことの見直しができたりした人もいるでしょう。それは自分1人で勉強していただけでは気付けなかったり、気付くまでに時間がかかったりしていたはずです。
ですので今回の学習のように、これからも人の意見にも耳を傾け、友達の意見を自分のために、自分の意見を友達のために役立てていけるといいなぁと思います。
このような感じでまとめてはいかがでしょうか。
次の記事で、ここから先さらに学びを深めるための授業アイディアも紹介します。
まとめ
いかがだったでしょうか。
手軽にできて、誰でも参加しやすく学び合うこともできる算数のアイディアです。
長期休み明けや授業開きとしても楽しい授業です。
ただし1点注意として、有名な実践なので「これ前の年にやったよ!」なんていう事態もありうるので、そこだけ確認してからでお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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