学級ゲーム(96)信頼してこそドキドキ面白い「暗闇ウォーク」

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相手を信頼してこそできるゲーム「暗闇ウォーク」を紹介します。

ゲームの種類としてプロジェクトアドベンチャー的に言えば「トラスト」というカテゴリーになります。「トラスト」とは

【目的】
身体的、心理的なリスクのある様々な活動を通して、仲間といることで自分は守られていると実感する。

【特徴】
・身体と言葉の両方を使って仲間と交流する。
・怖い体験をすることもあるが、大半は楽しい活動である。
・仲間の安全のためのサポートと協力。
・グループ内に徐々に信頼関係が生まれる。
・基本ってきなトラスト・アクティビティは段階を踏んで導入する。これを繰り返し行ってグループのメンバーの安全を確保する。

プロジェクトアドベンチャージャパン:「グループの力を生かす 成長を支えるグループづくり」,みくに出版,2005

というものです。

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ゲームの流れ

準備するもの

・3人組のグループ

※3人にしていますが、やりようによっては危険を伴うものなので、人数は実態に応じて増やしても良いでしょう。

説明

最初の集合場所は体育館、行先を教室という設定です。

ゴールは教室限らずどこでも構いませんが、階段を通るかどうかで難易度がかなり変わります。階段を通る方がコミュニケーションの必要性は高まりますが、それとともに危険度も高まるので、そこは実態に応じて変更してください。

これから「暗闇ウォーク」というゲームを行います。

簡単に説明しますと「目をつぶった友達を安全に連れて行く」というゲームです。みなさんは今3人組になっていますが、これから役割を決めていただきます。

1人目は、目を瞑って歩く役です。2人目は、目を瞑った友達を誘導する人です。3人目は、目を瞑った友達の安全を助ける人です。

先に言っておきますが、目を瞑って歩くのはなかなか怖いですので、やる人はよ~く考えてくださいね。

決まりましたかね。

ではルールを説明します。目を瞑る人は「スタート」の合図で目を瞑ります。そうしましたら、誘導する人は、目を瞑った友達を教室までつれていってあげましょう。

【誘導の仕方】
①手を引くなど身体接触あり、言葉も加えて誘導する。
②身体接触なしで、言葉だけで誘導する。
③身体接触のみで、言葉はなし(右肩を叩いたら右を向く、左肩を叩いたら左を向く、両肩を叩いたら一歩進むようにするなど、事前に作戦会議が必要)
子どもの実態に応じて選んでください。

目を瞑っている人は誘導してくれる人を信頼して進んでください。

安全を助ける人は、壁にぶつかったり、転んだりしてしまわないように声をかけたり、支えたりしましょう。

教室まで言ったら「ゴールしたよ!」と伝えてあげてください。そうしたら目を開けても構いません。ただし、案内の途中であっても、「どうしても怖い」「危なそう」と感じたらこっそり目を開けても構いません。

ゲームについて質問はありますか?なければ始めますよ!

このゲームは、ドカーンと盛り上がるゲームではないです。しかし「相手を信頼する」ということを経験させるのに効果があります。効果を高めるためにはゲームのあとに必ず振り返りを行いましょう。そして振り返りを共有したら、役割を入れ替えて、全員ができるようにしましょう。

アレンジ例

シンプルなゲームですので、アレンジもしやすいです。ただし、ゲームの目的をないがしろにしないようにしましょう。

・行先を言わずにつれて行く。ゴールしたら、そこがどこなのかを当ててもらう。
・目を瞑る人が質問しながら、誘導する人は自分からは何も言わず質問に答えるだけでゴールまで進む。

まとめ

いかがだったでしょうか。

個人的には好きなゲームですが、過去このゲームで転倒してけがをしてしまった子どもがいるので、安全には十分気を付けてほしいと思います。

大人でも楽しいゲームです。職員研修などでもどうでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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