宿題どうやって提出させる?あれこれやってみて、私はこのやり方を選んだ!

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学習習慣の確立や学習内容の定着を目的として、どの学校でも宿題というものはあるのではないでしょうか。私がこれまで勤めていた学校ではどこも宿題はありました。

個人的には全員一律の宿題はなくてもいいかなぁと思っていますし、「宿題はしなくてはならない、しないのは良くない」という指導もどうなのかなぁと思っています。皆様はどうお考えでしょうか。………はい、すみません。今回は宿題の是非についての話ではないですね…。その話は少し置いておいて、宿題をどう提出させるのか、という話題をしたいと思います!

個人的には宿題の提出やチェックの仕方をしっかりすることは、教師自身の働き方や学級の学習規律の形成、児童の安心感などにプラスの影響を与えてくれると感じています。

3つの考え方に分けて解説したいと思います。私が行っているやり方も説明しますが、それが最適解ではありません。読んでくださっている先生のやりやすいやり方と子どもたちの実態に応じて考えてください。

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考え方① どこに提出するか

「宿題をどこに出すか」ということですが、多分以下のようなタイプがあります。

・教師の机に提出する。または教師に直接提出する。
・宿題提出専用の場所を用意して、そこに提出する。

もちろんweb上で提出というものありますが、今回はドリルやプリントなどのアナログな宿題での話にしたいと思います。

宿題提出専用の場所を用意するというのも、例えば「全員同じ場所」「グループごとの提出場所」「個人の提出場所」など様々な工夫の仕方があります。グループや個人の提出場所を作るのは、その後のチェックがすごく楽になります。しかしその分、場所を作る必要があるのでその場所をつくる余裕があれば作っても良いと思います。

考え方② どのタイミングで出すか

宿題の提出のタイミング、つまりいつ提出させるかということです。

・登校した人から順番に提出する。
・「宿題提出タイム」のように全員一斉の時間をとる。

登校した人から順番に提出するのがシンプルなような気がします。このやり方であれば提出された宿題から片っ端にチェックしていくことが出来ます。

宿題提出タイムをすると「名簿順に提出」「グループでまとめて提出」などチェックのしやすさがメリットとなります。ただし5~10分程度の時間でもその時間をどこかで設けなくてはいけないので、そこがデメリットです。加えて家庭的事情などにより宿題になかなか取り組めない児童が可視化されやすくなることも考えなくてはいけないポイントです。

考え方③ 誰がチェックするか

最後は「宿題の提出したかどうかを誰がチェックするか」ということです。

・先生がチェックする。
・自分でチェックする。
・係、当番がチェックする。

どこの学年も「先生がチェックする」が多いでしょうか。

「自分でチェックする」は提出したら、例えば名簿の自分のところに○をつけるなどです。このやり方は高学年向けですが、仕組みにしてしまえば高学年以外でもできるのではないでしょうか。このやり方は教師の労力が減りますが、子どもを信用しないといけません。極端なことを言えば、このやり方だと子どもが嘘をつく可能性もあるわけです。そこをカバーすることも大切になってきます。

「係、当番がチェックする」は係や当番の人がチェックをします。このやり方は一部の子どもへの負担が大きいことと、宿題をしない児童が分かってしまうなどのデメリットもあるので、注意が必要です。

私はどうしているか

上で紹介したのはこれまで私が試したことのあるものです。この他にもやり方はきっとありますので、他の書籍やサイトも見てみるといいのではないでしょうか。

あれこれやってみて、私が今やっている方法は次の通りです。

①朝、登校して準備ができた人から提出。
②提出は私に直接。(宿題の場所を開いて)
③その際に次のようなやり取りを行う。
 子ども「おはようございます。宿題提出します。」 私「ありがとうございます!」
④私が名簿にチェックする。

このようなやり方です。この方法何がいいかと言えば、子どもとのコミュニケーションがベースになっているということです。宿題提出の表明、感謝、というシンプルなやり取りですが、ここに「早く出してくれてありがとう」「なんか眠そうだね~」「昨日のテレビ見た?」と加えることで毎朝全員とコミュニケーションをとることが出来ます。このやり取りはいきなりはできませんので、提出する場所にやり取りの内容を明文化しておいたり、新学期に練習したりします。

そして教師がチェックすることが私としては一番ミスが少なくて済みますし、提出していない子にこっそり「今日は提出まだだけどどうした~」と声をかけることができるわけです。宿題未提出の子にも事情がある場合はあるので、そういうところの聞き取りも併せてできるのでお得です。


しかしこの方法のデメリットは、①教師が最初から教室にいなければいけない。②担任不在の時のことも考えないといけない。ということです。この方法に限ったことではないですが、担任の存在に依存しすぎたシステムにしてしまうと自分がいないときに機能しなくなることがありますので、担任不在時の方策も考えておくと良いです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

繰り返すようですが、このやり方が最適解ではないですので、読んでいる皆様の目の前の子どもたちの様子や何を大切にしたいのかというところを考えてみると、定まってくるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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