かつて師匠から「このゲームを面白くできる人は、子どもたちを盛り上げるのがうまい」と言われました。シンプルで簡単ですが、だからこそ盛り上げるのが難しい…指導者の腕が試されるゲームです。
おすすめポイント
・準備なし、短時間でできる。
・身体接触があるので、かかわりを深めるのに役立つ。
・手軽に笑いが生まれる。
指導者の腕が試されるゲーム…
準備するもの
・なし
・2人組~何人でもOK。
2人組の場合は向かい合う。3人以上の場合は中央を向いて円になる。
流れ(3人以上バージョン)
①説明
これからキャッチというゲームをします。
まずはみなさんの左手をパーにしてください。パーにしたら手のひらを上に向けましょう。次に右の人差し指を出してください。そして人差し指を下に向けてます。そうしたら自分の人差し指を右隣の人の左手の手のひらの上にのせます。
※左手を筒のように丸くしてやる方法もありますが、師匠から「つかむ力が強くなりすぎて脱臼することがある」と言われたので、こちらの方が安全かと思います。
これで準備OKです。
これから私が「キャッチ」と言います。キャッチと言われたら、左手はとなりの人の指が逃げないようにつかんでください。追いかけていってつかむのはなしですので、今の左手の場所で指だけ動かして捕まえてください。そして左手はとなりの人の右手をつかむのですが、右手はつかまれないようにサッと上に上げて逃げてください。
「キャッチと言われたら左手は捕まえる、右手は逃げる」でございます。
何か質問はありますか?
②やってみる
このような感じでゲームを始めましょう。
「キャーキャーキャー…キャッチ!」のようにやると、いつ「キャッチ」と言われるかわからない面白さがでますよ。加えて「キャッチ」だけでなく「キャベツ」「キャッシュ」などを混ぜるのも笑いが生まれます。
※2人組で行う場合は、向かい合いってお互いに手を前に出し、先ほどと同じように右手と左手をそれぞれ組み合わせれば大丈夫です。
アレンジ例
①手を変えてみる
今は左手でつかまえる、右で逃げるでしたが、左で逃げる、右でつかまえるにするとちょっとした混乱が生まれて盛り上がります。
②「キャッチ」以外の声掛け
「キャッチ」ではない別の言葉にして同じように遊ぶのも気分が変わって楽しいです。
③お話キャッチ
お話をする中で端々に「キャッチ」という言葉を入れていくのも面白いです。例えばこんな感じに
(太字のところをゆっくり強調すると盛り上がる)
むか~しむキャッチ、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おばあさんが川で洗濯をしていると、川上から大きなモモが流れてきました。おばあさんがそれをキャッチ!おうちに持ち帰り、モモを割ってみると大きな赤ちゃんが出てきたので、それをキャッチ!桃から生まれたので名前を「もも」にしようとしましたが、それを却下! キャベツをもりもり食べて、大きくなったももたろうは「鬼退治に行く!」と言いました。そしておばあさんが作ってくれたキャンディときびだんごをキャッチして旅に行きました。旅の途中、犬・サル・キジにきびだんごをあげて仲間にしました。キャンプをしながら突き進み、そして鬼ヶ島へ。一方で鬼たちは桃太郎がくるという情報をキャッチし、大きなキャッスルを作っていました。桃太郎たちは鬼ヶ島にキャッツアイのように忍び込み、いよいよ鬼との決戦。バッタバッタと鬼を倒し、鬼ヶ島にあった金銀財宝のお宝、そしてキャッシュをキャッチして村に帰ったとさ。
めでたし、めでキャッチ。
こんな感じで進めるのも面白いです。このほかにも「キャメロン・ディアス」「きゃりーぱみゅぱみゅ」「ギャップ」「キャップ」など何を入れても面白いです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
手軽にできて楽しいゲームです。私もたまにこれをやりますが、このゲームやっぱり盛り上げるのが難しいなぁと思うばかりです。自分の盛り上げる力がどうであるのか、確かめるためにもこのゲームはおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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