学習や活動のあとに行われる振り返り。ノートへの記述であったり、ICT機器を用いたりとやり方も様々です。
そもそもなぜ振り返りが必要なのか、という話は以下の記事に載せましたので、ぜひご覧ください。振り返りの目的への理解が少しでも深められれば幸いです。
ではどのような視点で書けばいいのかということを紹介します。視点+具体的な内容をお示しします。使えそうなものをまとめるなどして子どもたちにお示しいただければと思います。振り返りは子どもたちが書きたいように書くのももちろん良いと思いますが、教師自身が学習や活動でどう振り返って、何を感じてほしいかを意図して視点を与えるのも良いと思います。
※まとめながら「これ、こっちのカテゴリーでもいいよなぁ」と思うことがありますので、大目に見てください!
A 自分の「今の思い」を振り返る
①わかったことは何か
②わからないことは何か
③自分の考える大切なポイントは何か
④得意なところ、苦手なところはどこか
⑤学習や活動してみての感想
⑥反省などうまくいかなかったことはあるか
⑦今回の授業・活動を一言でまとめると
B 自分の「学びの過程」を振り返る
①わかったきっかけは何か
②目標に向けた取り組みはどうであったか
③友達の意見で参考になったことは何か
④周りとのかかわりはどうであったか
⑤最初の考えと今の考えにちがいはあるか
⑥自分の力を発揮できたのはどんなところか
⑦自分の学びに向かう姿勢はどうであったか
C 自分自身の「変容」を振り返る
①学習前と今の違いは何か
②成長したところはどこか
③できるようになったことは何か
④自分自身の変化はどうして起きたのか
⑤「自分らしさ」は今回の学習や活動にどうかかわったか
D 学習や活動の「外」とつなげる
①今回の学習で他の学習とかかわることはあるか
②今回の学習はどんなところで生かされているのか
③これまでの学習とのちがいは何か
④他のもの・こととの共通点はどこか
⑤今までを振り返って、実は今回の学習と重なるところ
E 自分の「これから」とつなげる
①次の目標は何か
②これからしてみたいこと
③考えたい新たな疑問はあるか
④今回の学習・活動で次に活かせそうなことは何か
⑤卒業後でも大切にしたいことはあるか
⑥他の場合は、を考える
まとめ
このようなカテゴリーわけ、内容はいかがでしょうか。
ただ、あまり視点を与えすぎてしまうと「それを書けばいいんでしょう」となることにもつながるので、「こんなこと書いてほしい!」というのもあるかもしれませんが、あくまで学習の主体は子どもたちなので子どもの生の言葉を書かせるようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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