3学期になると6年生を送る会、通称「六送会」の準備が始まるのではないでしょうか。
「六送会何しよう・・・」というのは毎年悩むことではないでしょうか。私も毎年毎年悩んでいます。そこで今回は六送会の出し物のアイディアを紹介したいと思います。
このページはこんな人におすすめ
・六送会の出し物のアイディアに悩む先生方
・六送会の出し物のアイディアがほしい子どもたち
このページは
・1~5年生から6年生に向けて
・6年生から全校へのお返し
どちらの要素も含んでおります。下で紹介する案には
「1~5年生から6年生に向けて」、「6年生から全校へのお返し」どちらでも使えそうなネタを紹介しますが、内容の判断は皆様にお任せします。
六送会に向けて
紹介の前に六送会の出し物というと
・教師が内容を決めて子どもたちにしてもらう
・子どもたちが内容を決める
というパターンで進んでいくと思います。どちらのパターンもしたことがありますが、何より大切なのは子どもたちの「感謝」や「楽しんでほしい」という気持ちを表すことだと思っています。そこがなくなってしまうと「なんとなくの発表」で終わってしまう可能性があります。
「やらされている感」がにじみ出てしまうとせっかくの場が盛り下がってしまいます。そうならないためには事前の指導・準備、本番までの過程がとても重要になってくるはずです。学校によっては六送会実行委員会のような組織を作って進めるところもあるのではないでしょうか。
何にせよ子どもたちと共に、めあてを決める、内容を決める・・・子どもたちが関わって内容が決まっていくといいなぁと思います。そんな準備などのことも考えながら、下のアイディアもご覧いただければ幸いです。
①歌
全員で歌をプレゼントします。
曲の選び方やセリフの伝え方により、感謝などを感動的に伝えられます。
そして歌に加えて、歌詞を変えてみるというのもオリジナル性がでておすすめです。ただし替え歌にする場合はどうにか相手に歌詞が目に見える伝わるようにした方が良いと思います。
②ダンス
ダンスをして、みている人に楽しんでもらいます。
低学年から6年生に向けてダンスをすることが多いように感じますが、私が以前勤めていた学校では6年生が伝統的な踊りを披露するというのもありましたので、そういう地域に根差したものもいいのではないでしょうか。
③劇
感謝の気持ちや尊敬の気持ちを劇として表すのも楽しいですね。劇の題材にも面白さがあるといいなぁと思います。これまで見てきた中で失敗知らずな題材として
・タイムマシーンに乗って6年生のかっこよかった場面に会いにいく
・昔話を面白くする
・六送会を悪いやつらが荒らしにきて、六送会を通して改心する
あたりはストーリーもシンプルでわかりやすいです。
6年生が劇をする際は、テーマの設定がさらに難しくなりますし、やる気に差が生じやすいですが、そこを乗り越えるとかなり盛り上がります。6年生がやっていた劇の題材として「私たちが学校に感謝したいこと」というものがありました。
④群読
伝えたいメッセージを群読で伝えます。個人的にすごく好きです。6年生がこれをかっこよく決めるとすごく感動します。
メッセージの内容、話す人数などを子どもたちと考えることができるのも群読の良さの一つです。
⑤合奏
歌と似ていますが、合奏を披露するのもすてきです。
例えば1~5年生が「6年生の思い出の曲」と題して、過去に音楽発表会でやった曲のワンフレーズをやるなんていうのもわくわくしますよね。他にも、在校生が合奏をやって6年生が歌を歌ってもらうなど、様々なアレンジもできそうです。
⑥作品制作&紹介
・6年生へのプレゼント
・在校生へのプレゼント
などを作って、その思いや過程などを伝えてもいいですね。形に残るというのは、発表と比べて大きな違いかと思います。
⑦映像作品
六送会までに映像作品を作って、六送会に流すのも盛り上がります。
これの良いところは当日まで大変ですが、比較的当日が楽だということです。発表ではどうしても当日の緊張でセリフが飛んだり、ミスがあったりと当日までドキドキですが、映像作品はそれがなく、前日までの頑張りで当日は一緒に楽しむことが出来ます。
・ストップモーション
・ミュージックビデオ
・6年生との思い出スライドショー
など計画次第で幅広く作品を作ることが出来ます。編集などを子どもに任せてもいいですね。
⑧人文字パネル
人数が多い学校でのみできます。ステージなどに整列し、1人1枚裏表で色の違う画用紙などを持たせ、文字や絵柄などを作ります。こんな感じのやつです。
これも準備と練習がすご~く大変ですが、きれいにできるとすごくかっこいいです。
ただし、自分たちからは見えないので、後で写真や動画を撮って「こんなにきれいだったんだよ」と見せてあげましょう。
⑨6年生への挑戦状
1~5年生のみのアイディアです。
「6年生への挑戦状」
というような感じで様々な挑戦をしかけます。なわとび、ボトルフリップ、大声、リフティング、クイズ、歌声・・・。在校生が勝っても「私たちに花を持たせてくれた6年生に感謝し、これからの学校は私たちが引き継ぎます」という感じで盛り上がれますし、6年生が勝っても「やっぱり6年生には勝てない!6年生ってすごいなぁ」と終われるので、結末を2つ用意しなくてはいけないですが、とても盛り上がります。
⑩6年生ラストパフォーマンス
「6年生から在校生に」限定のアイディアです。
6年生がそれぞれの得意を活かし披露します。「6年生ってすごい!」と思わせるのにすごくいいです。縄跳びチーム、跳び箱チーム、動画作成チーム、ダンスチーム、お笑いチームなど得意なものを細分化し、チームを組み、制限時間の中でパフォーマンスをします。個性も活かせるし、見ている人たちも楽しめるアイディアです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最初にも述べましたが、六送会は指導をしっかりしないと「なんとなくの発表」になりかねません。そうならないためにも「目的」と「手段」をしっかり考え、子どもの気持ちを向けていく必要があるように思えます。六送会の指導のポイントは当日よりも準備期間にあります。
ぜひ、楽しんで実りある六送会になればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
神楽坂さん
コメントありがとうございます!参考にしてもらえて本当にうれしいです!