社会ミニネタ!授業開きにおすすめ「国民の祝日」

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社会の授業開きにこんなネタはいかがでしょうか。

「国民の祝日」を題材に、日本社会で大切にされていることは何かと考える授業です。

想定としては3~5年生をイメージしておりますが、6年生でも良いでしょう。

おすすめポイント

・国民の祝日から、日本が大切にしているものが何かを考えられる。

・学習ゲームも、ICT活用もしやすいので子どもたちも楽しく学習できる。

・調べ活動、まとめ活動も入れれば、国民の祝日への理解が深まり、愛着が少し湧く。

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流れ①「導入」

みなさん、休日は好きですか?

土日は学校もお休みですが、たまに月曜日もお休みのことがありますよね。

それはなぜでしょう。

〇〇の日というのがあるからです。

その通り、そういう〇〇の日というのを「国民の祝日」と言います。

では、ここでみなさんの知っている国民の祝日を書いてもらいます!

全部で16個ありますよ!全員の力ですべての祝日がでるかなぁ~?

そんな話をして、ノートに国民の祝日を書かせましょう。そのときに下のゲームが使えますよ。

こんな感じで子どもたちの知っている国民の祝日を祝日をたくさん書かせましょう。グループごとに思いつく限り書かせても良いです。

書けたら発表させましょう。

全員が発表してもすべての祝日が出ない場合は、最初の一文字から教えていってクイズみたいにしても良いでしょう。ちなみに答えは以下の通りです。

①元日
②成人の日
③建国記念の日
④天皇誕生日
⑤春分の日
⑥昭和の日
⑦憲法記念日
⑧みどりの日
⑨こどもの日
⑩海の日
⑪山の日
⑫敬老の日
⑬秋分の日
⑭スポーツの日
⑮文化の日
⑯勤労感謝の日

流れ②「国民の祝日」の意味

すべての国民の祝日が出ましたね。

さてさてここで問題ですが、国民の祝日はなぜお休みなのでしょうか。

考ええたこともない・・・

ここの部分はノートに書かせても良いですが、難しい問題ですので、もしかしたら書けない子も多いかと思います。ですが書かせてみて書けたら、書けたこと・考えたことだけでも大いに褒めましょう。

国民の祝日というのは法律でお休みにすることが決まっているのです。

「国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)」という法律がありまして、そこにはこのように書かれています。

「国民の祝日」は、休日とする。

国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号) 第三条

法律で決まっているんですね。

ですが、そうであれば「国民の祝日」ではなく「国民の休日」でも良いですよね。なぜ「休日」ではなく、「祝日」なのでしょうか。

文字をよく見てください。「祝日」の「祝」って訓読みだとどう読みますか?

「祝う」です。つまりお祝いするのかな?

そうです。「祝う」なのです。

ですから「国民の祝日」というのはお祝いをする日なのです。それも実は法律に書かれています。

自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号) 第一条

祝ったり、感謝したり、記念にしたりする日と書かれております。

祝ったり、感謝したり、記念にしたりということは、そのもののことをどう思っているか、わかりますか?

誕生日を祝う。人に感謝をする。何かの記念にする・・・それはね、そのもののことを大切に思っているのです。誕生日であれば誕生日の人を。感謝するのであれば、相手のことを。記念にするのであれば、そのものを。それぞれに大切に思っていますよね。

なんとなく強引な言い回しのような気もしますが、言いたいことが少しでも伝われば良いなぁと思います。

「国民の祝日」というのは、その日の意味するものをみんなで大切にしていこうということでもあります。

そこで、先ほどみんなから出してもらった国民の祝日はそれぞれどんなことを大切にしていると言えるでしょうか。

そう言ってひとつひとつみんなで考えさせましょう。

時間に余裕があり、子どもたちが機器の操作にされているようなら、ICT機器を活用し、1人1つの国民の祝日を決め、大切にしていることを調べさせても良いでしょう。調べたことを用紙か何かにまとめれば、なお良いです。

かつて私の学級(5年生)で授業した際は、大切にしているものを次のようにまとめました。

①元日→新年
②成人の日→成人・大人になったこと、
③建国記念の日→国の基礎ができたこと
④天皇誕生日→天皇
⑤春分の日→自然と生き物
⑥昭和の日→昭和の時代(それなら平成も祝日にしたい・・・とのこと)
⑦憲法記念日→日本国憲法の施行
⑧みどりの日→自然
⑨こどもの日→自分たち子ども
⑩海の日→海
⑪山の日→山
⑫敬老の日→おじいちゃん、おばあちゃん
⑬秋分の日→ご先祖様、なくなってしまった人
⑭スポーツの日→スポーツ
⑮文化の日→自由と平和と文化、日本国憲法が公布
⑯勤労感謝の日→お仕事

というような感じです。もちろんこのようなまとめだけでなく、なぜそれが大切なのか?ということにも触れました。具体的に言えば「成人の日」で大切にしていることは「成人・大人になったこと」ですが、なぜ大切なのかは「これからの社会を支えていく人たちだから」だそうです。


まとめ

今回の学習では「国民の祝日」について学習をしてみました。

こうしてみると、「お休みだ!やった!」ではなく、意味を考えて、お祝いし、感謝するようにお休みを過ごしていくといいかもしれませんね。

そして今回出してもらった「大切なこと」ですが、実はこれらは社会の学習でも扱います。そのものを学習する場合もありますし、別のものと関係させるように学習する場合もあります。つまり国民の祝日で大切にしていることは私たちの学習にも大きくかかわりがあるのです。

ぜひ学習しながら、「日本はこういうことを大切にしているのだなぁ」と考えてみてください。

このようにまとめてはいかがでしょうか。

「国民の祝日」1つ調べるだけでも由来や歴史など学ぶことがたくさんあります。そこから社会の学習につながることもたくさんありますので、ぜひ先生方も調べていて理解を深めていってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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