体育の授業の準備運動や学級のレクで使えるゲームの紹介です。
子どもから人気のドッジボールにコミュニケーションのひと工夫を加えたゲームです。その名も「王様ドッジボール」です!
役割
始める前に2チームに分かれます。
そして、開始前に時間をとり、それぞれのチームで以下の2つの役割を1人ずつ選出します。この役割は非常に大事な役割なので、決して相手に悟られぬように決めさせましょう・・・。
①王様役
今回のドッジボールでの王様役です。
②白旗役
負けたときに教えてくれる役です。
詳しくは後ほど説明します。とりあえずこの2つの役割を一人ずつ決めましょう。
ルール
基本的なドッジボールのルールは同じで構いません。
基本的なドッジボールのルール・・・と、ひとえに言っても、ルールに地域差が意外とありますのでここはお任せします!
この王様ドッジボール、通常のドッジボールとの違いは勝利条件にあります。
勝利条件はただ一つ
「相手の王様をアウトにした方の勝ち!」
でごさいます。どんなに内野の人数に差があろうとも相手の王様をアウトにさえしてしまえば、逆転もあるのです。
お互いに王様がわからない状態でのゲームになりますので、敵も味方もハラハラドキドキです。
白旗役は、自分のチームの王様がアウトになったら「降参です!」と大声で負けを認めましょう。その時点でゲーム終了となります。正直、白旗役はなくても良いです。ない場合は各チームから王様役を教師が聞き出し、王様がアウトになったら、「試合終了~」と締めましょう。
なくても良い白旗役ですが、ひょうきんな子どもが白旗役になって負けを認める場面になると、とても笑いが起きるのでそれだけでも白旗役は作る価値があると思います。ちなみに白旗役はアウトになっても何も起こりません。内野であろうが、外野であろうが、王様がアウトになったら今いる場所から「降参です!」と叫ぶようにします。
ルールの想像はつきましたでしょうか。
ポイント!
①決め方の指導
王様を決めるときによくあることですが、何もせず放っておくと、
王様誰にする?
目立たないやつのほうがいいんじゃない?
というような会話が出てくることがよくあります。
そうならないためにも事前に
王様を決めるときには注意が必要です。
押しつけになってしまったり、嫌な思いをしてしまう人がいないようにしましょう。どういう言葉遣いや決め方をしたらよいでしょうか。
なんて話すと良いかもしれません。
②負けた時の指導
いざやってみて負けてしまうと、「なんでそんなすぐあたってんだよ!」と王様を責めてしまう子が少なからずいます。そうすると王様をしたがる子がいなくなってしまいます。
そうならないように
これはチーム戦です。みんなで王様を守らねばなりません。作戦タイムを使って「どうやったら勝てるか」「どうしたら守れるか」と話し合ってみましょう。
というように話し、あくまでもチーム戦であることを意識づけさせましょう。
③少し盛り上がるポイント
王様をお互いに明かさないのは絶対ですが、白旗役は明かしてもおもしろくなります。誰かがアウトになる度に、白旗役に視線が向きます。それが面白いです。
また白旗役と王様をあえて同じにするという作戦もできるようになるので、ここはお任せします!
いかがだったでしょうか。
ぜひ参考になさってください。
最後までお読みいただありがとうございました。
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