11月危機を始め、どんな学級でも「なんだか落ち着かないなぁ」「うまくいってないなぁ」という状況が起こります。そんな状況を乗り切るための引き出しをもっておくと心強いです。
今回はそんな状況に効く特効薬を3つ紹介します。ただあくまでも特効薬ですので、学級の根本的な治癒力を高めるものではありません。ですが、この3つを日々意識し、長い期間続けていくとそれだけでも学級は安定していきます。ぜひ参考にしてみてください。
特効薬① 子どもたちと遊ぶ!
子どもたちと思いっきり遊びましょう。
「えぇ…でも休み時間は連絡帳や宿題のチェックが…」と思われる方もいらっしゃると思いますが、宿題のチェックなどよりも子どもと遊ぶことはもっともっともっっっっっと重要です!
子どもと遊ぶことで、教師と子どもとの関係をより良くすると言っても過言ではありません。それに加え、遊びで子ども同士の関係も良くなり、様々な問題を乗り越えていく力をつけることにもつながります。子どもたちと遊ばない手はないのです!
話が逸れましたが、落ち着かない時こそ、子どもたちと遊びましょう。
できることなら、落ち着かないと感じたら休み時間3回分は遊びにあてましょう。
1回は鬼ごっこなどの運動系遊びに混ざる。2回目は教室でお絵かきなどのインドア系遊びに混ざる。3回目は「私、休み時間○○したいんだけど誰か一緒にやろうよ~」と先生発信で遊ぶ。です。
こうすることでいい感じでクラスの子どもたちの多くと遊ぶことができます。それでも一緒に遊べなかった子には、積極的に絡みに行きましょう。
特効薬② 整理整頓・掃除を徹底的に行う!
「割れ窓理論」を知っていますでしょうか。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリング博士が提唱した理論です。1枚の割られた窓ガラスを放置しておくと、いずれ他の窓ガラスも割られ、環境全体が荒廃していくというものです。それと同じように、教室の環境もきれいにしておかないと、学級全体が荒れてきます。
「良い学級」と感じる教室は、だいたいの場合きれいで整っている教室です。
落ち着かないときこそ、徹底的にきれいにしましょう。ほこりなどをきれいにするだけでなく、掲示物はずれたり、傾いたりしていないか、置いてあるもの倒れていないかできる限りきれいにしましょう。毎日教室を掃除していると、子どもたちも手伝ってくれますよ!
そしてきれいな教室保つようにしましょう。
特効薬③ 楽しい授業!
当たり前かもしれませんが、授業を「楽しく」していきましょう。
手っ取り早いのは授業にミニゲームを取り入れることです。私のブログの「学習ゲーム」のカテゴリーもご参考にどうぞ!
ためになる授業、学ばせたい授業・・・真面目なことを真面目にやるのはできます。ただ、落ち着かない状態の学級に真面目一本の授業をすると、思ったように効果も上がりませんし、子どもたちも疲れてしまいます。
だからこそ、子どもたちが笑顔になるために、少しでも笑いが出るために、どうするのか。落ち着かない状態の中で「楽しい」を核に授業を行っていきましょう。
今回はあくまでも特効薬でした。これで絶対に状況が好転するわけではないですが、乗り切るための手段の1つにどうぞ!ぜひご参考までに!
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