前回は学級内通貨の導入の前段階として「目的」の話を書きました。まだお読みでない方はそちらもどうぞ!
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今回は学級内通貨を子どもたちにどう伝えて同意を得るのかを紹介します。
実態に応じて変えてみてください!
突然ですが。
大人の社会では、人や社会のためになること(お仕事ともいいます)をすると、「あるもの」がもらえます。なんでしょう!?
お金です!
そう!その通り、お給料とも呼ばれますね。
みなさんも同じように係活動や当番活動で学級や誰かのためになっていますよね!人や学級のためになっている君たちにも「あるもの」をあげようかと…
まさかお給料ですか!
そうです!
ただ、私から本物のお金をあげられません。この学級の中だけで使えるお金をあげます!
誰かを笑顔にしたり、誰かのためになったりしたら、それに対して先生銀行から「円」ならぬ、オリジナルマネー「スー」をプレゼントします。
面白そうです!
私は相棒の「スーちゃん」というキャラがいたので、「円」→「スー」としましたが、ここは何でも良いと思います!子ども達と決めても良いでしょう。むしろそちらのほうが愛着がでるかもしれませんね。
楽しそうと思ってもらえてうれしいです。
「スー」は友達を笑顔にしたり、学級のためになったりした分もらえます。つまり頑張れば頑張るほど「スー」を得ることができます。「スー」が貯まるとあんなことやこんなこともできるかも・・・。
あんなことやこんなこと・・・
この「スー」の仕組みをクラスに取り入れるかどうかはみんなに決めて欲しいです。
この「スー」の仕組みを取り入れれば、
頑張った人は「スー」を得られますし、係活動などは学級を盛り上げるためのものなので、「スー」が得られれば得られるほど、学級もどんどん盛り上がるはずですよね。
ただ、いいことばかりではありません。「スー」を取り入れるとなると新しい取り組みになるから、いろいろなことを決めなければいけません。やらなければいけないことも増えます。忙しい君たちをさらに忙しくするかもしれません。
あとどうしても「スー」をたくさん持っている人とあまり持っていない人の差が出てくるかもしれません。
でもわかっていて欲しいのは「スー」が多い=良い、少ない=悪いでは決してありません。目的は学級全体で「スー」を得ていることで学級全体を盛り上げることです。「多い」「少ない」関係なく、自分のできることで学級を盛り上げていくことが大切です。
ここまでいろいろ言いましたが、この取り組みを取り入れますか?決めましょう!
こんな感じで説明します。
もちろん、最初に決めた目的によっては別の言い回しでもいいかもしれません。
ただ、こういった取り組みはいきなり導入するのではなく、良いところ・悪いところ含めて話し、子どもとともに決定していきましょう。子どもから「やらない!」という決定が出たときは潔く導入を諦めましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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