「静かにしなさい!」
そんな言葉が教室のいたるところから聞こえてきます。
それを教師が言ったり、子ども同士で言い合ったり・・・
その言葉は一時的には効果があります。
しかし、長い目でみると
・静かにしている子にとっては聞いてて嫌な気持ちになる
・言われている人は基本いつも同じ
・「言葉がきつい」などトラブルになる
・言っている方、言われている方の関係性が悪くなる
などなどデメリットのほうが多いように思えます。
ではそれを言わないで静かにできるか?
答えは「できます」
しっかりと仕組みを作ればいいのです。
私の学級で行っていた技をひとつ紹介します。
静かにする技
みなさんは「静かにして!」と先生からきつく言われたり
友達同士で「静かにしろよ!」なんて言い合うクラスになりたいですか?
いや・・・
それでは誰も何も言わずに静かにする方法を教えますね。
静かにしてほしいときは、普段手を挙げるように手を挙げましょう。
このときの手はグーです。
最初に挙げるのは私かもしれませんし、誰が挙げても構いません。
誰かが手を挙げたら、それを見ている人は、同じように手をグーにして静かに手を挙げましょう。
さらにそれを見た人もマネをして静かに手をグーにして挙げましょう。
気づいていない人がいたら小声で教えてあげてね!
そうすると最後にはクラスのみんながマネをして、手をグーにして挙げますよね。
「静かに手が挙がったなぁ」と思ったら、みんなで手を下ろしましょう。
一番最初に手を挙げた人が下ろしとわかりやすいですね。
全員が手を挙げていなかったり、静かになっていなかったりしたら手は下ろしません。
このような感じで話し、実際に何度か行ってみましょう。
これは教師が静かにしてほしい時も使えますし、子どもたちが「静かにしたほうがいいな」と思う時もこれを使うことができます。
簡単にできて、効果もあるので、ぜひ実践してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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