今回は休み明けの始めや授業開きに使える算数のゲームを紹介します。
その名も「21ゲーム」です。正式名称はわかりませんが、2人1組で交互に行い、自分の番になったら1つ~3つの間で好きなだけ数を進めていき、21を言ったほうが負け。というゲームです。
おすすめポイント
・ゲーム形式なので楽しく取り組める。
・短いゲームなので多くの人との交流が望める。
・算数の学習において大切な「きまりを見つける」という思考を促すのにちょうど良い。
・見つけたきまりを別のルールにも活かせるか考えられる。
具体的な進め方は以下の通りです。学年・学級の実態によって言い方や流れを変えてみてください。
始めに黒板に以下のように書きます。
これから「21ゲーム」というゲームをします。
簡単に言えば「21」の数字を言ってしまったら負け。というゲームです。
2人組で行います。
まずはお隣さんと行います。じゃんけんをして先攻・後攻を決めましょう。
次にルールを説明します。説明は黒板に書いた数字を使うとよりわかりやすいです。
学年・学級の実態によっては上の数字をプリントにして配り、消しゴムなどを数字の上で動かしながら行うとわかりやすいです。高学年くらいになると口頭のみでゲームをすることもできます。始めの1回はみんなで一緒にやると良いでしょう。
ルールを説明しますので、みんなで一緒にやりましょう。
もう一度言いますね。21を言ったほうが負けですので言わないようにしましょう。
まず先攻は1から順番に数字を進めていきます。言えるのは最大3つまでです。つまり
1 か 1・2 か 1・2・3 のどれかです。
先攻の人は声に出して、どこまで数字を進めるかを相手に伝えましょう。
消しゴムを置いて進めても良いでしょう。全員がルールを理解できることが大切です。
先攻が終わりましたね。次に後攻です。
後攻は、先攻が言った数字のあとから続けて3つまで数字を進めることができます。
先攻が1だけ進めたのであれば 2・3・4と最大4まで進めることができます。
先攻が2まで進めたのであれば、3・4・5と最大5まで進めることができます。
先攻が3まで進めたのであれば、4・5・6と最大6まで進めることができます。
後半の人は声に出して、どこまで数字を進めるかを相手に伝えましょう。
後攻が終われば、次はまた先攻が後攻の言った数字に続けて数字を進めていきます。
質問はありますか?
ではここからは2人で順番に進め、どちらが21を言ってしまうのか、やってみてください。
あ、21を言いたくないからって最後言わないのはなしですよ!そこは潔く21を言ってしまいましょう!
このように進めていけば3年生くらいであればできると思います。
お隣さんとの勝負が終われば、学級内で歩き回って様々な人と2人組になって次々に勝負をしていくようにしても良いでしょう。
またトーナメント形式にしてもおもしろいです。
ただ、このゲームには必勝法が存在します!
それに途中で気付く子どももいるはずです。ただゲームを楽しむだけでなく、その必勝法をみんなで見つけるのもこのゲームの良さであり、楽しさです。
必勝法を見つける授業は次の記事をどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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