国語の最初の5分や漢字の学習の合間にこんなゲームはいかがでしょうか。
ゲームの名前は「同音異義語名人」です。その名の通り、同音異義語を使ったゲームです。
同音異義語って何?と聞かれれば「発音は同じだけど、意味の違う言葉」です。例えば「きかい」という発音で「機械」「機会」「奇怪」のようなそれぞれ意味の異なる言葉です。
おすすめポイント
・漢字の学習になる。
・漢字から意味を推察する練習になる。
・辞書やICTのなど活用が期待できる。
・調べる、まとめるなど様々な楽しみ方ができる。
ちなみに私の学級の子たち曰く、このゲームは頭がおかしくなる!だそうです。
①同音異義語探し!
難易度・・・★
辞書を使えるようになったらできるゲームです。
これから辞書で言葉を探してもらいます。
どんなものを調べてもらうかというと・・・同じ発音・読み方だけど、漢字の違うものです。例えば「きかい」という言葉を探してみてください。
調べましたでしょうか。「きかい」と言っても「機械」「機会」「奇怪」など様々あります。こういった発音は同じでも意味の違う言葉を同音異義語といいます。(この言葉は無理に教える必要はありません)
これから時間をとりますので、辞書を好きに調べてもらって、より多くの同音異義語を探してください。1つの発音で5つ以上の同音異義語があるものもあります。
たくさん探してみましょう!
このような感じでやってみましょう。5分程度でもたくさん見つかるはずです。
見つかったら共有しましょう。そしてそれぞれでどんな同音異義語が見つかったのか伝え合うのも楽しいです。
②同音異義語クイズ
難易度・・・★★
簡単に言うと、「同音異義語を使った文を読んで、正しい漢字を書く」というクイズです。これが子どもたちには大不評です。
例えばこんな問題です。
①
(a)キカイ体操を記録する、(b)キカイな形の(c)キカイを操作するという(d)キカイをもらった。
答え・・・(a)器械、(b)奇怪、(c)機械、(d)機会
②
船長が後に(a)コウカイした手記によると、天気の悪い日に(b)コウカイにでたことが何より(c)コウカイしたとのことらしい。
答え・・・(a)公開、(b)航海、(c)後悔
③
うちの学校の(a)コウテイは、できるまでの(b)コウテイでミスがあり、とんでもない(c)コウテイ差がある。ただ、このコウテイ差によって体力がつくと、うちの親は(d)コウテイ的だ。
答え・・・(a)校庭、(b)工程、(c)高低、(d)肯定
④
今の(a)ジテンで私の宝物と言えば、この国語(b)ジテンか漢字(c)ジテンか百科(d)ジテンである。
答え・・・(a)時点、(b)辞典、(c)字典、(d)事典
⑤
(a)タイショウ時代、居酒屋の(b)タイショウを(c)タイショウに行われた調査によれば、線(d)タイショウな図形が他の図形に比べて、より好まれていたようだ。
答え・・・(a)大正、(b)大将、(c)対象、(c)対称
⑥
私たちの学校の(a)コウショウは、昔(b)コウショウなお坊さんと(c)コウショウし、作ってもらったそうだ。
答え・・・(a)校章、(b)高尚、(c)交渉
大人でもすんなりは解けないと思います。
このクイズは文章を見て、答えるというよりは辞書やICT機器を使って解いたほうが良いでしょう。もちろん使わなくてもよいです。
③クイズづくり
難易度・・・★★★
①、②を合わせたものです。
簡単に説明すると、「自分で同音異義語を探す」「探した同音異義語を②のようにクイズにする」というものです。
これは調べるだけでなく、文章にまとめなければしなければいけないため、とても難しいです。高学年向けではありますが、5年生ともなれば行うことができますし、はまると自主学習でもしてくる子がでてきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
他にも同音異義語クイズの候補として、こうき・こうせい・こうこう・しょうし・しよう・こうか・せんこう・けいしょう・しょうか・ちょうかい等々があります。
ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
同音異義語は高校受験などでも出題されるものですので、こんなゲームから同音異義語に慣れておくのも良いと思います。。
前にも書きましたが、このゲームは子どもたちから大不評でした・・・。実践するかどうかは各自の判断でお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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