係活動の決め方はどのようにしていますでしょうか。
新任の先生などは「どうやって決めればいいの~?」と迷うこともあるでしょう。
そこで今回は係活動の決め方をマニュアルっぽくしてみました。今回のマニュアルは「子どもの『やりたい』を中心」にしたものです。他にも様々な実践がありますので、そのうちの1つだと考えていただければと思います。
①係活動の目的を語る
これから係活動を決めていきます。
決める前に考えてほしいことがあります。
「係活動ってなんでやるの?」ということです。みなさんはどう思います?
係活動はなくても良いですが、あるとクラスが盛り上がるもの・豊かになるものです。つまり係活動をする目的は「自分の力を発揮して、学級を盛り上げること」であると私は思っています。
係活動と当番活動の違いについては以下の記事を参考になさってください。その上で先生方のお言葉で係活動の目的を語ってください。
②アイディア出しまくりタイム!
では次に「こんな係があったら学級が盛り上がる!」というものをたくさん出してもらいます。意見を出したからといってそれに決定するわけではありません。今回はたーくさんのアイディアを出してください。
アイディアを求めると、基本的には子どもたちが知っているものや以前にあった係をメインにアイディアを出してくれます。それでも良いですが、どうしてもアイディアの幅が狭くなるので、以下の記事を子どもたちに見せて「これやりたい!」と思えるアイディアを真似させてもいいでしょう。
③自分の係を選ぶ!
たくさんのアイディアがでましたね。
どの係があっても楽しくなりそうです!
では、この中から今学期の自分の係を決めていただきます。1つ決めてください。決めるときの基準の参考としては「これなら自分の力を発揮して学級を盛り上げられそう!」「楽しそう!」「やってみたい!」と思えることです。
人数の制限はありませんし、1人の係でももちろんOKです。
人数制限をかけない理由として、自分の『やりたい』を最優先にするという意図があります。例えばやりたい係があるのに、人数の関係で別の係になってしまったとしましょう。そのときのやる気は、最初にやりたいと思った係のものから比べると少し下がるのではないでしょうか。
これから書くことは絶対すべき、ということではないですが、私は自己決定の前に「相談タイム」を挟みます。何かというと立ち歩いて自由に話してくる時間です。なぜそれをするかと言いますと、係活動のように自由度が高い活動に苦手意識がある子もいるからです。そういう子は自分で考えて活動をするよりも友達と一緒に活動をする方がストレスなく、そして力を発揮することができることもあります。
④決まったら
以上のように係を決定します。
ちなみにこの流れで行うと、子どもの経験したことのない係になることもあります。そうすると最初は「楽しそう!」と思っていても、「何すればいいんだろう」と悩んでしまうこともあります。係活動で学級を盛り上げるには最初の活動までがとても肝心です。「何がしたい?」「どんなことができそう?」「先生にお手伝いできることは?」とサポートしてあげましょう。
係が決まったら次は係ポスターと実際の活動です。その際も以下の記事を参考になさってください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
係活動の充実は学級の活発度を高めるにもつながります。係活動を充実させるのは何より教師自身が子どもたちのしていることに関心をもち、ポジティブな反応をしてあげることです。
ぜひ楽しんでみてください!
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