あいさつする意味って何だろう?子どもと一緒に考えよう!

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私たちは幼い頃から親や学校の先生、先輩から「あいさつをしっかりしなさい!」と言われ続けてきています。

しかし、そもそもあいさつはなぜしなければならないのか。

私の幼い頃、商人の娘だった祖母は「それが人として社会で生きていくための礼儀だから」と教えてくれました。みなさんはあいさつの意味をどう教えられ、どう考えているでしょうか。

そして私たちはあいさつの意味をこれからの社会を担う子どもたちに伝えていくべきでしょうか。

そこで今回は「朝のあいさつ」にしぼって私が考えるあいさつの意味・役割をいくつか紹介します。ここの書いていないことにもきっと大切なことがあるはずです。ぜひ参考にしていただき、自分なりのあいさつの意味を考えるきっかけにしてみてください。

あいさつの意味は1つに限定できるものではないと思っています。ですので思いつく限り紹介します。

子どもたちにあいさつの意味を伝えるのにお使いください。その中で、子どもたちが「あぁなるほど、あいさつってだから大切なのか」と感じることができるものが1つでもあればいいなぁと思います。

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①お互いの存在を認め合うため

私自身がこれまで聞いた中で、一番しっくりきているのはこの理由です。

教室における「おはよう」「おはよう」というやり取りには

「今日もここにいます」「一緒にいましょう」というお互いの存在を認め合うやり取りが隠されているという話を聞いたことがあります。だからたとえ誰かが元気がなくてあいさつをしなくても、別の人が「おはよう」と声をかければ「一緒にいよう」という温かいメッセージになるわけです。

反対にあいさつをしても返さないとなると、その人は「無視をされた!」と感じることにつながってしまい、存在を認められないという気持ちにつながります。

だからあいさつをする、返すということはお互いの存在を認め合う行為ともとらえることができます。

そう考えるとあいさつをしない・返さないというのはなくしていけると思います。

②コミュニケーションの入口として

「おはよう」と声をかけることで、その後の会話につながります。

もちろん挨拶なしで会話に入ることもできますが、それは比較的仲の良い友達だからできることではないでしょうか。

全員が全員そういうことができるわけではないので、まずはあいさつから始め、会話を積み重ねることで誰とでもスムーズに会話をすることができるようになります。

③教室の雰囲気を温める

あいさつをすることで、その日の教室の雰囲気がすごく温まります。

元気の良いあいさつが飛び交う教室。それだけでもう良い学級だと感じることができます。逆に言えばどんなに学力が高くとも、運動ができたとしても、あいさつが少なく暗い教室はなんとなくいい感じはしませんよね。

温かい雰囲気のある学級には活気があふれ、笑顔があふれ、豊かに成長できます。たかが、あいさつではありますが、それだけでポジティブな効果がたくさんあると思います。

あいさつであたためるのは教室だけでなく、個人とあいさつを交わすならあいさつをする相手も返される自分もあたためることになります。

④健康チェックとして

あいさつを交わすことで、お互いの心と体の健康チェックをすることになります。

あいさつがいつもより元気がなければ「どうしたの?」と声をかけることができます。

あいさつというのはその時の気持ちがとてもよく表れます。よい気持ちの時は気持ちよく、気分が沈んでいるときは静かに。あいさつを交わすからこそわかるお互いの健康というものがきっとあるはずです。そんなあいさつからお互いの心と体の健康を思い合えるのも素敵だと思います。

⑤行動様式として

人と出会う、集団に入る、そういうときにあいさつをすることは「意味があるからする」というものより「そういうものであるから」というきまりとしての一面もあると思います。

日本社会は意外とこれが強いかもしれません。

これまで何か国か行きましたが、どこでも挨拶の言葉を最初に覚え使っていたことを考えると、日本限らずどこに行っても人と人と関係を作るときは挨拶が基本なのかもしれません。

⑥スタートダッシュとして

元気よくあいさつをするということは

・声

・姿勢

・目線

など意識をするところがたくさんあります。そういうあいさつを朝から意識することで朝から頭に血が巡り、気持ちの良いスタートダッシュをすることができます。

⑦自分を良く知ってもらうため

人の第一印象は初対面でほぼ決まると言われています。「初頭効果」というらしいです。

教師が学級開きなどの初対面で明るくふるまうのもこういう狙いがある思います。

自分を良く見せるためにはまずあいさつで良い印象をもってもらい、それから深く知ってもらう方が良いです。あいさつが悪いとそれだけで「近寄りがたい」という印象を与えてしまいます。最初に悪い印象を与えてしまうとその後の自分を知ってもらう機会が減ってしまいます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

あいさつの意味は絶対こうだ!というものはないですが、少しでも「なるほど、だからあいさつってした方がいいんだなぁ」とひっかかるものがあるといいなぁと思います。

私たちが子どもたちに伝えるのもありですし、子どもたちと一緒に「私たちがあいさつをする意味」として話し合って考えるのも楽しいです。

ぜひみなさんも自分なりの「意味」を考えてみてください。

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