学級ゲーム㉝コミュニケーションで攻略!「ラインナップ」

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有名なゲームでご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが、私も好きなゲームですので紹介いたします。場所やお題、制限を工夫することで難易度を変えたり、課題解決系のゲームに変えたりすることができます。

おすすめポイント

・話をしたり、言葉にしたいコミュニケーションをしたりと子どもの交流がたくさんできる。

・シンプルなルールで、低学年から高学年でも楽しい。ルールの変更が加えやすい。

・工夫次第でいくらでも楽しめる!

・基本的には準備の必要がないので手軽にできる。

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ルール

このゲームの成功の条件はすごくシンプルで

「お題に合うように並ぶこと」

です。ここに様々な条件をつけていくことで面白さが増していきます。

流れ

今回は以下の条件を加えた流れを紹介します。

・しゃべらない

・制限時間付き

①説明

これから私が魔法をみなさんにかけます。

何かというと私がこれからパチンと手をたたくと、みなさんはしゃべれなくなってしまいます!

いきますよ!パチン!

んー!んー!

いや、しゃべれるし!

お付き合いいただきありがとうございます。

今日のゲームは、しゃべらないで行うゲームです。

しゃべらないで、私がこれから言うお題で並んでいただきます。ただし制限時間があります。3分です!

お題は「誕生日順」です!

私が今立っているいるところが1月1日とします。順番に時計回りに並んでいって、12月31日に一番近い人が私の隣にくるようなに並んでください。

もし、この説明でわかりづらい場合は、

・黒板に書いて説明する。

・円になる並び方ではなく、直線で並ぶようにする。

などできますので、学級の状況に合わせてお選びください。

質問はありますか?

あっ、質問のときだけはしゃべってもいいですよ!

なければ始めます!3分間です!

よーいスタート!


②ゲーム

こんな感じで始めましょう。

教師はニコニコしながら見守っていてください。

しゃべらずにどうコミュニケーションをとるかなど面白い姿がたくさん見られるはずです!

③答え合わせ

それでは魔法を解きます。

私がパチンと手を叩きますと、みなさんはしゃべれるようになります。

いきますよ!パチン!

ぷはー

では答え合わせをしていきますよ。

私が順番に聞いていきますので、誕生日を答えてください。

お題は「誕生日順」でしたね。みんなはしゃべらず誕生日順になれているのでしょうか。

そういって1月1日に一番近い子から聞いていきましょう。

見事、誕生日順になっていたらみんなで拍手です。

お見事!

今回はしゃべっちゃいけないから、いつもはすぐに話してわかることがわかりませんでしたよね。そんな中でも、相手がどんなことを伝えようとしているかなぁと心を向けて、考えている姿がとても立派でした。

これからはしゃべっちゃいけない、なんてことは多分ありませんが、これからも相手が何を伝えようとしているかを考えることは大切にしていってくださいね。

お題例

「名簿順」のように交流しなくても並べるお題はイマイチだと考えます。(年度当初や低学年など状況によってはありですが・・・) ですので、以下のようなお題であれば多少なりともコミュニケーションはとれると思います。

・誕生日順(これも1月1日を始めにするか、4月1日を始めにするか、今日を始めにするかでかわります)

・履いている靴のサイズ順

・背の順

・住んでいる町内の頭文字であいうえお順

・朝起きて最初に見た時間の早い順

・昨日布団に入った時間の早い順

・今日の朝計ったの体温低い順

アレンジ例

しゃべらない   難易度・・・★

上の流れで説明したようにお題で並ぶ間、しゃべることができません。しゃべれないからこそ、身振りで表現したり、手に書いたり、背中に書いたりと面白い表現方法が生まれます。

制限時間付き   難易度・・・★★

制限時間をつけるのもお手軽でいいですよ!時間は2~3分で良いでしょう。長すぎても短すぎても面白味がそがれてしまいますので、ゲームの途中で「では残り時間は1分です!」なんて言うのもゲームを面白くする工夫ですね。

クラスで1人だけ制限付き   難易度・・・★★

クラスで1人だけ制限をつけることで、それを支えるような動きを周りがします。この時、制限をかけられた子に後で話を聞き、次に生かそうという語りをすると少しSSTっぽくすることができます。

制限としては次のようなものが手軽です。

・しゃべらない

・目を開けない

・自分では動かない

クラスで一人だけ抜ける   難易度・・・★★★

1人立候補で抜けてもらいます。

他の人は抜けた人の分の場所を空けておきます。誕生日順であれば、いない子の誕生日を周りの子が予想したり、「あの人、私と誕生日1日違い!」と知っている人が出てきたりと話し合いの様子が少し変わります。

答え合わせの時になったら、抜けた子を呼び、あらかじめ空けてある場所に入ってもらい、そしてその子も含めて答え合わせをしましょう。合っていあたらお見事!というような感じです。

平均台の上で並ぶ    難易度・・・★★★★

体育館にある平均台を出して、その上でお題に並ばせましょう。

平均台を使う場合は多くても1チーム7~8人が良いです。最初は名簿順に並ばせておき、そこから誕生日順にさせましょう。

1人でも落ちたら最初の並びからやり直しです。

プロジェクトアドベンチャーでいう「電柱でござる!」というゲームの学校版になります。時折、作戦タイムを取るといいですよ。支え合い・協力・声かけなど学級として様々な良い姿が見られますので、このアレンジを入れるなら、ふり返りまでしっかり行い、次につなげるのがオススメです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

有名なゲームですが、アレンジ1つ加えるだけでも全くちがったゲームのようになります。

学級として過ごすうえで大切なことを体験的に学べるおすすめのゲームです。

よろしければ、どうぞ!

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