理科ミニネタ①授業開きにおすすめ!「水と油と氷の実験」

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理科の授業開きにこんな実験はいかがでしょうか。

簡単に紹介しますと、「水と油と氷を混ぜるとどうなるか?」という実験です。

おすすめポイント

・予想→実験→結果→考察の流れがコンパクトにできる。

・予想までの流れを丁寧に行うことで多くの子が無理なく予想を書ける。

・実験の結果にアッと驚き、実験への楽しみが増す!

です。少々用意するものがありますし、お金もかかりますので、実践は自己判断でお願いします。

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準備するもの

※教師のみ実験の場合です。もしグループごとに実験させるようでしたらもっと必要になります。

・水

・油

・氷 (食紅などで着色しておくと見やすくなります)

・ビーカーなど中身の見える容器4つ程度

流れ①「予想までの流れ」

〈ステップ1〉

今日は水と油と氷を使った実験をします。どんな結果になるか予想をしてもらいますからね!

さて、まずは皆様にお聞きします。

水に氷を入れるとどうなりますか?

浮かびます!

そう聞き、実際に浮かべてみましょう。ここは生活経験からすんなり出てきますので、すっと実験してみせましょう。

斜め上から
真横から

〈ステップ②〉

みなさんの予想通り浮きましたね。

では次に油に氷を入れるとどうなると思いますか?

同じように浮くと思います。

沈むかもしれません。

ここは意見が分かれるかもしれませんので、実際に実験して見せた方が良いでしょう。

真上から
真横から

こうなります。なぜ氷が沈むのかを聞いてみても良いでしょう。きっと重さであったり、浮力であったりと知っている言葉を使って様々な予想がでてきます。そこを深入りしても楽しいです。

ここで「どうして氷が沈むのか」という理由について何かしらの考えがあれば、この先で予想を立てることにもつながりますので、ある程度考えさせたり、意見を交流させたりしても良いでしょう。

〈ステップ③〉

次にもう一つ。水と油をまぜるとどうなるでしょう?

分かれると見たことがあります!

普通に混ざるんじゃない?

予想を聞いた後、実際にやってみましょう。

これは知っている人も多いので驚きはそんなにないかもしれません。※水と油の実験写真は撮り忘れました・・・。

混ぜるとこうなります!油が浮きます!

ここでもなんで分かれるかを考えさせても良いでしょう。

流れ②「予想を立てる」

ここまで3つの実験をしてきましたが・・・、最後にもう一つ実験を行います。

水、油、氷の3つを同じ入れ物に入れるとどうなるでしょうか?

ここまでの実験の結果から予想を立ててみましょう。ノートに図となぜそうなるかを書いてみましょう。

このように聞いてみましょう。

プリントなどを作ってそれに記入させても良いですが、もし授業開きとして行うのであればノートに書かせた方が良いでしょう。

そうすることで「理科の授業のノートはこう書くのか!」と学ぶことができます。

たっぷり時間をとり、予想を書かせましょう。予想を書かせたら、ノートを見合ったり、考えを発表しあったりして考えを交流させましょう。ここまでの実験の流れを汲んでいる発言があれば、とても良いですね。

流れ③「いざ、実験!」

さぁドキドキの瞬間です。

準備ができるようであれば、グループごとの実験でも良いです。

入れる順番はなんでも良いですが、素材を1つずついれていくとドキドキ感がでます。おすすめは最後に氷を入れることです。

それではどうなるか皆さんの目で確かめてみましょう。

カウントダウン5・4・3・2・・・・1・・・・!

なんていって氷を入れると楽しいでしょう。こうなります!

横から見ると
上からだとわかりづらい

そうです!氷が水と油の間にあるのです!

写真を撮るのが遅くて、水まで緑色になってしまいましたが・・・こんな結果になります!

厳密には「間」というより、水の上に乗っかっているような状態です。

流れ④結果と考察

結果をノートに写させましょう。

教師実験の場合は教師が黒板に簡略化して書いて、子どもたちはそれを写すでも良いでしょう。

最後に考察です。「実験結果からどんなことが考えられるか」です。

なぜこのようなことが起こるのか、と考えて書かせてもよいでしょう。

今回で言えば

・氷は油には沈み、水には浮くため、3つを同じ入れ物に入れると水と油の境目に浮く。
・重さは水>氷>油である。
・氷は水に浮きやすく、油はさらに浮きやすい。

というような感じで、考察を自分なりの言葉で書ければよいのではないでしょうか。

こうなる原理はきっと上記の考察例とずれていると思いますが、子どもたちが自分の言葉で書くのであれば今回は良いのではないでしょうか。もし原理などもしっかりとおさえたいようであれば、事前の実験でおさえておくと良いでしょう。

流れ⑤「最後の語り」

今回の理科では水と氷と油の実験をしました。

実験するにあたり、

・予想を立てる

・実験をする

・結果がでる

・考察をする

という順番で行いました。この流れはこれからの理科の学習でとっても大切です。

今回の学習がこれからの理科で生かされるととってもうれしいです。身の回りには「どうしてだろう?」「どうしてそうなるのだろう?」と不思議なことがたくさんあります。理科を通してそれらにたくさん触れて、たくさん考えていきましょう!

ざっくりとこんな感じで語ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。理科の授業開きとしては良い流れだと思いますが、先生方のアレンジで行ってみてください!

実践は自己判断でお願いしますが、事前に一度実験をすることをおすすめします。私も事前にやったときに氷が油に浮いてしまいました・・・。

!!!!!?????


今年の理科は楽しそうだ!と思われるようにするのは、先生方が楽しそうにするのが一番です。

ぜひ楽しく取り組んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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