学級ゲーム⑤話し合いと成功の体験ができる「ビート」

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1人でも、複数人でも、学級全体でもできるリズムゲーム「ビート」について紹介します。

なんだかんだ新採用時から毎年やっているゲームのひとつです。私的に教育効果が高いと考えるおすすめゲームの1つです。

この書籍にもたしか概要が載っています。(私のは後輩に貸しているため確認とれず)

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「ビート」のリズム

テンポよく次のリズムを叩きます。

①自分の前で1回手を叩く。
②自分の膝を2回叩く。
③自分の前で2回。
④自分の膝を2回。
⑤自分の前で3回。
⑥自分の膝を2回。
⑦自分の前で4回。
⑧自分の膝を2回。
⑨自分の前で5回。
⑩自分の膝を2回。

⑪自分の前で4回。
⑫自分の膝を2回。
⑬自分の前で3回。
⑭自分の膝を2回。
⑮自分の前で2回。
⑯自分の膝を2回。
⑰自分の前で1回。
⑱自分の膝を2回。

文字にするとさっぱりわからないです・・・。自分の膝を叩くのは全て2回です。

自分の前で手を叩くのは1回に始まり、2回・・・3回・・・4回・・・5回と増えていき、そこからは4回・・・3回・・・2回・・・1回と減っていきます。ここの構造は口で説明するよりは、実際にやってみて「あーなるほど」となればいいかと思います。

子どもたちにいまいちリズムが浸透しなければ、ゆっくりとしたリズムでやってみるのと、教師が声に出して

「1、パンパン、1・2、パンパン、1・2・3、パンパン、1・2・3・4、パンパン・・・」と言いながらみんなでやりましょう。

数字は自分の前で叩く回数で「パンパン」は膝を叩くときの表現です。というように声に出してゆっくり一緒にやってあげると低学年でもできますよ。

ゲームの流れ

上のリズムをできるようになったら、2人組をつくります。

そして「膝を2回叩く」という部分を「2人組の相手と両手タッチする」にします。

「せーの」で始め、2人でリズムを刻み、見事ミスなく最後までできれば成功です。

成功したかどうかの判断は2人組であれば2人の判断です。あまり明確に成功・失敗を縛らなくても良いです。


最初はなかなかできません。そういうときは、できている人たちに見本をやってもらっても良いでしょう。

このゲームで成功するためには2つのポイントがあります。

  • ゆっくりやる(早くなりがちなので)
  • リズムを声にだす。

これが鍵です。


2人組で成功したら、おとなりの2人組とくっついて4人組をつくりましょう。

4人組で同じようにやります。4人組が成功したら、8人組・・・16人組・・・学級全体。のように人数を増やしていきましょう。

増やして行くとだんだん難しくなります。

ただ、これが学級全体でバシッと決まると「うぉお~!!!」と歓声があがります。

私はこれを年度始めに行います。

成功したあと、こんなやり取りをします。

こんなに難しいゲームをどうして成功できたと思う?

みんなで「協力」したからです。

うんうん。そうだね。

今回のゲームの中で「協力」ってどんなことだったかなぁ?

こんな感じに聞くと、普段「協力」といってあいまいにしているところをぐっと具体化できます。

僕は苦手だけど、みんながゆっくりなペースに合わせてくれたこと!

リズムを合わせるために声を出したことです。

このように具体的な場面や行動で発表させると良いでしょう。教師自身も「その通りだね!」「いいところに気付いたね!」と反応しましょう。

「協力するということは『声』を出し合うこと」ということを体験的に気付くためにこのゲームは有効です。

難易度「激」アップアイデア

①リズムを少し変える

 2人組で両手でパンパンとするところを、最初の「パン」を右手。次の「パン」を左手で行う。この場合、4人以上で行う場合は、右手左手にこだわらず、周りと相談して片手ずつタッチができるように調整。なので高学年向き。


②声なしでやる

 「せーの」と言った瞬間から最後までサイレントで行う。これは今までやった中で最も難易度の高い工夫です。声なしでやるとまったく揃いません。でもやっていくとだんだん揃っていき、できたときの感動は大きいです。


③目をつぶる

 ②よりは簡単です。「せーの」の前にお隣さんとある程度の手をだす位置を確認するとできます。


いかがだったでしょう。ぜひ取り組んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

学級ゲームっていいですよね

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