いきなり!「PA」ってなんぞ!パーキングエリア???音響機器???
今回ご紹介するはPAはProject Adventure、プロジェクトアドベンチャーです。
詳しくはPAJ(Project Adventure Japan)という団体がございますので、そちらも参考にしてみてください。研修なども企画しています。参加することで体験的に理解できますよ。
私は新採用当時、授業も学級経営も自信がない時からこのPAに頼ってやってきました。
PAをやってきてよかったことはたくさんありますが、簡単にまとめると以下の通りです。
①学級の雰囲気が格段によくなる!
②子どもたちの関係がよくなる!
③課題解決のための話し合いが自然とおこる!
④試行錯誤をする姿勢が身につく!
⑤自己有用感があがる!
もっともっとたくさんありますが、ぜひ体験して実感してみてください!
さて、PAについて少し説明していきます。
まず「PA」とは?
PAJのHPには次のように述べられています。
人の器を大きくすることを目指し人の成長を目指すプログラムです。人は様々な「気づき」を経て成長していきます。
人が成長するためには「信頼関係」がなにより大切で、信頼関係づくりはチームビルディングでもあります。
信頼関係は学習の環境としても最も大切なもので、
気持ちが閉じられたままでは、成長のための「気づき」は生まれません。
時には、自分の限界を超える挑戦をすることも成長のためには必要です。
そのような挑戦を支えてくれる仲間の存在であり、「気づき」を成長に導くのがPAプログラムです。
https://www.pajapan.com/aboutpaj/aboutpa/
ご存知の方もいらっしゃると多いと思います。
また次のようにも記述されています。
PAプログラムは、「アドベンチャー」のもつさまざまな特性を生かし、心の豊かさを育むことを目的としています。
プロジェクトアドベンチャージャパン「クラスの人間関係がぐ~んとよくなる楽しい活動集」学事出版より
具体的にはどういうことなのよ?ことですが、これに関しては書籍などもたくさん出版されていますので、最後にまとめて紹介いたします。また引き続きブログなどで書いていきます。
次にPAには大切な3つの考え方があります。
- 体験活動のサイクル
- フルバリューコントラクト
- チャレンジバイチョイス
です。これを満たしてこそPA!と私は考えていますので、ぜひ見てみてください。
体験活動のサイクル
体験活動のサイクルは以下の図のように紹介されています。
①実体験
遊びやレクリエーションなどの実際に体験する。
②観察とふりかえり
事実を集める段階「活動中どんなことがあったのか、見えたのか、どんな言葉が交わされたか」を事実でふりかえる
③抽象概念の形成・一般化
概念化、一般化する段階「②でふりかえったことはどういうことなのか、どういうポイントが良かったのか、こうするともっと良い、どういう意味があるのか」という抽象的なことを確認する。
④試験運用
気付きを適応する段階「次同じような場面が起きたらどうする?」「今回の気付きが活かせる日常場面はない?」ということを確認する。
PAは遊びを大切にするイメージもありますが、それと同等・それ以上にふりかえりを大切にしています。
フルバリューコントラクト
PAJのHPには以下のように述べられています。
PAプログラムでは、プログラムを始める前に簡単な約束をしてもらいます。
https://www.pajapan.com/aboutpaj/aboutpa/
これをフルバリューコントラクトといいます。
これは、お互いの努力を最大限に評価するという約束です。
つまり、「自分を含めたメンバーをけなしたり、軽んじたりしない」、
具体的には「お互いの心の安全と身体の安全を守る」、「自分に正直である」、「ネガティブなことにこだわらない」
などがあげられます。
短い言葉で
「Play Hard(一生懸命に)」
「Play Safe(安全に)」
「Play Fair(公平に)」
「Have Fun(楽しく)」
ということもあります。
チャレンジバイチョイス
PAJのHPには以下のように述べられています。
PAプログラムには強制はありません。
https://www.pajapan.com/aboutpaj/aboutpa/
挑戦への選択の自由が常に保証されています。
個人の挑戦レベルとその方法は、自分自身が決定します。
また、自分が挑戦を選択しなかった場合でも、グループから外されるのではなく、
グループの仲間にどのような方法で協力できるのかを考えることも選択のひとつになります。
チャレンジは自分の意思で選択する。人からは無理強いされない。ということです。
PAの詳しいことや具体例については以下の書籍をご参考になさってください。どれも読み応え、実用性たっぷりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!