新学期から始めると1年間の軌跡と成長が見える形で残せます!
年間を通して使える超おすすめ掲示物です。学級で過ごす1年を冒険に例え、「学級クエスト」と呼んでいます。
私の学級では下の写真のように壁に、ずら~っと紙が貼られています。1学期だけでも60枚~70枚ほど書いて貼りました。
何を書いているのかというと
- 全校のためになったこと
- 子どもの誕生日
- 子どもの良い姿
- 学級としての成長、成果
- 褒められたこと
- みんなで盛り上がったこと など
正直、なんでもあり!です(笑)
その時の学級では、学級としてのまとまりや成長に目を向けて伸ばしていきたかったので、それを目的とし「学級の成果・成長」を中心に書くことが多かったです。もし個人の成長や良さに目を向けさせたいのであれば、個人名や個人の姿をたくさん書くと良いと思います。低学年の場合、個人名を出すととても喜びます。反対に高学年になると個人名を出されると少し恥ずかしいかもしれません。
この実践のおすすめポイントとして
おすすめポイント
・学級や個人の成長が可視化できる!
・子どもたちは自分の名前がでてくると喜ぶ!
・教師自身がこれを書くのを意識すると、子どもの姿をよく見ることができる!
・これを見ながら学期末や年度末にふり返りができる!
・学習参観や個別懇談の話のタネにできる!
・通知表や要録の所見がすぐ書ける!
などなどメリットはかなりたくさんあります。
気軽にできるのでぜひ取り組んでみてください。その際は「目的」をどうするかが大切です。「手段」のみ真似しようとすると効果は薄く続かないかもしれません。
作り方
A4用紙を半分に切るだけ。常に30枚ほど教室にストックしておくと、思いついたときすぐに書くことができますよ。
そこにこんな感じで書きます。
具体的な書き方は下の通りです。
たまに書体を工夫したり、イラストを描いたりなど見ていて楽しくなる工夫もします。
書いたら子どもたちに発表をします。クラスの成長が書かれたり、自分の頑張りが書かれたりすると子どもたちはとても喜びます。
子どもたちから声が挙がれば、子どもたちに書いてもらっても良いでしょう。
溜まってきたら
私は年間約200枚くらい書きます。1つの行事で5枚以上書く事もあります。貼っていくうちに途中で場所が足りなくなってしまうので、そのときは下の画像のように冊子っぽくまとめて、教室内に置いていつでも見られるように置いてあります。基本的に学期ごとにまとめてあります。
学級の解散の日には希望者にプレゼントとします。意外と人気でほしい人がたくさんいます。
ちょっと工夫
こんな感じに白だけなく、赤や青の紙も混ぜてあります。
赤色には他の先生から褒められたことが書いてあります。直接褒められるより、「あの人が言ってたんだけど」など間接的に褒められる方が喜びがうれしいことを「ウインザー効果」というらしくそれを活用しています。
青色には自分が大切にしてほしいこと、指導したことを書いています。指導したことを可視化すると共に、自分の指導に一貫性が出るように掲示しています。
卒業式・終業式には
卒業式や終業式など最後の日には、書き溜めた学級クエストの様子をすべて貼りだすと、すごく華やかになります。こんな感じです。
これを見ながら、今年度の頑張りを振り返ったり、最後の学級活動をしたりするとなんだか「あ~ここまでがんばってきたんだな」ということが視覚的に分かります。
これを見ながらあれこれしゃべって懐かしんでいる子どもたちもいます。
自分も含め、何かしらの形に残さないと日々の積み重ねというのは忘れてしまうことが多いです。だからこそ、こうして残しておくのはおすすめです。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
毎年やっていて、効果がかなりある実践です。ただし、これを書く時間などはやはり負担になってしまうので、書くのが苦手な人にはややおすすめできない実践でもあります。
「いいね!」と思ったらぜひ取り組んでみてください!