ペアトークでコミュニケーション量を増やそう③

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ペアトーク特集3回目となりました。

1回目、2回目をまだご覧になっていない人はそちらもどうぞ!

今回はペアトークをよりよい対話にするポイントです。

私がポイントにしているのは以下の4つです。

①楽しい雰囲気で話す

②2人で同じくらい話す

③トーク後に、相手の話を自分が発表できるように聴く

④2秒以内に話し始める

1つ1つ説明していきます。


①楽しい雰囲気で話す

これが一番大切だと思っています。スキルとか話型とか以前にここだとも思いますし、最終的に目指すのもここかと思っています。「話すのは楽しい」と思って、人とかかわれることが学習や学級経営に最高の効果を発揮するような気がします。

それってどうすればいいのか、も少しずつ書いていければと思います。


②2人で同じくらい話す

片方だけが喋り、片方は聞くだけだとトークではなく、スピーチになってしまいます。ペアトークにおいてはお互いが同じ量を話すことを目指し、お互いの話す・聴くのバランスを均一にしましょう。もし、片方がしゃべるのが苦手な場合は、相方は質問名人・話させ名人を目指しましょう。


③トーク後に、相手の話を自分が発表できるように聴く

ペアトークは話すのも大事ですが、聴くこともとっても大切です。毎日積み重ねることで、相手の意見を聞いて自分の意見として発表できるくらい上手に聴けるようになります。


トークのあとに私はこんな風に聞きます。

「今、ペアトークをしてみて自分の意見か友達の意見を発表してくれる人~?」

自分の意見だけでなく、友達の意見もいってOKにすることで相手の意見を一生懸命聴きます。特に自分の意見に自信のもてない子は相手の意見でも言って良いとなると手を挙げて、友達の意見を発表してくれます。


④2秒以内に始める。

ペアトークをやり始めて間もない頃は、場を設定してもなかなかペアトークが始まらなかったりします。

ですが「スタート」の合図で2秒以内に始められるように指導していくと、話すまでに考えを構築したり、どう伝えるかを考えたりするのがとても早くなり、話し合いや学習が活性化します。私のクラスは2秒と言わず、1秒くらいで始めます。これも積み重ねですが、教師の声かけでかなり早くなります。どんな声掛けをしているかは、これまたそのうち書きます。このままだとペアトークだけで10記事くらい行きそうです。


①~④は全部一気にはできないので、スモールステップで体験していくこと、経験を積み重ねること、掲示物で視覚的に学ぶことなどなど少しずつ上手にできるようにしていきましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。


最後に、ペアトークは「時間」も大切です。子どもたちが見えるように時間を計ることで、見通しをもって時間配分しながらトークをすることができます。私は以下の時計を黒板に貼っています。おすすめです。

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